2026/8/1
【太平洋諸国についての論考、ぜひ一読を】
私がアメリカ・ハワイにある国防総省の組織、ダニエル・K・イノウエ・アジア太平洋安全保障研究センターに在籍していたのころの同僚で、太平洋諸国の専門家であるアルフレッド・オーラー博士が今朝、非常に興味深い分析をアップしました。
1980年代から中国や台湾との間で揺れてきた太平洋諸国は近年、台湾と断交し、中国との国交を樹立する国が増えてきていましたが、中国の原子力潜水艦からの太平洋へのミサイル発射に関しては、ソロモン諸島やパプアニューギニアの抗議は「前例のない非難の規模」でした。中国は「支援によって『沈黙』を買うことができなかった」と指摘しています。
ただ、このエリアには「二つの速度」が存在するとのこと。一つはそれぞれの国家の事情、もう一つは太平洋諸島フォーラムとしての18カ国の結束です。中国を批判するのであれば、アメリカやフランスによる太平洋でのミサイル演習や核実験の遺産にも触れないわけにもいきません。8月にパラオで開かれるフォーラムの首脳会議までなんらかの合意形成ができるのか、それとも個別の抗議にとどまるのか、いま非常に重要な分岐点にあることがわかります。日本にとっても大事な場面です。ぜひ博士の論考をご一読ください。
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