2026/9/5
「町田市の防災、何から始めればいい?」——その答えは、とにかくハザードマップを見ることから始まります。この記事では、町田市が公開している防災情報と、市の公式動画「学ぼう!まちだの防災」の内容をもとに、あなたの命と大切な人を守るための備えを順番にまとめました。
はじめまして。町田市議会議員の小沢タケルです。この記事では、防災に詳しくない方でも「今日からできること」がわかるように、町田市の防災の基本をぎゅっとまとめました。「防災は特別なこと」ではなく、普段の暮らしの延長から始められるものです。わが家の備えを、みんなで一歩ずつ。

町田市議会議員自民党 小沢タケル
町田市は東京都の南西部に位置し、南部には鶴見川・境川の流域、西部には緑豊かな丘陵地帯が広がっています。この地形ゆえに、特に重要なのが次の3つの対策です。
| 災害 | 町田市のリスクと特徴 |
|---|---|
| 大雨・洪水 | 近年、短時間で降る非常に激しい雨が増加。境川など川幅の狭い川では水かさが急に上がります。「自分のところは大丈夫」と思わず、早めの情報収集を。 |
| 土砂災害 | 市内の土砂災害警戒区域は約2,000箇所近く。そのほとんどが「がけ崩れ」です。公園や避難経路が指定されている場合もあります。 |
| 地震 | 首都直下地震などいつ起こってもおかしくありません。家具の転倒防止と、ライフライン停止に備えた在宅避難の準備がカギです。 |
いつ起こるかわからない災害だからこそ、事前に「知る」ことが最初の防災になります。
町田市では「町田市洪水・土砂災害ハザードマップ」が発行されています。ハザードマップは、いざという時に落ち着いて避難判断をするための「人生の地図(ロードマップ)」のようなもの。災害が起きる前に読んでおくことが大切です。
入手したら、「家の場所」「避難所までの経路」「家族の避難方法」の3点を地図に書き込み、家族と共有しましょう。
町田市で多く指定されているのは「がけ崩れ(急傾斜地の崩落)」ですが、土砂災害には次の3種類があります。
| 種類 | 特徴 | 前兆 |
|---|---|---|
| がけ崩れ | 斜面が突然崩れ落ちる。町田市内で最も多い | がけにひび割れ、小石が落ちてくる |
| 土石流 | 土砂や石が水と一緒に一気に流れ下る | 山鳴り、水が急に濁る |
| 地すべり | 斜面の一部がゆっくり動きながら崩れていく | 地面のひび割れ、湧き水の変化 |
日本では毎年およそ1,000件の土砂災害が発生しています。普段遊びに行く場所や避難経路が警戒区域に指定されていないか、必ずチェックしておきましょう。
「うちは川が近くにないから安心」——これ、実は間違いです。内水氾濫(ないすいはんらん)は、川が近くになくても起こります。
内水氾濫とは、大雨によって下水道や排水設備の処理能力を超え、雨水がうまく排水できなくなることで起こる浸水のこと。谷になっている地形などで特に起こりやすく、マンホールから雨水が処理しきれず、道路や住宅地に水が溜まってしまうのです。ニュースで「冠水した道路を車が走っている」映像を見たことはありませんか? あれが内水氾濫の一例です。
防災気象情報は「レベル」と「色」を組み合わせて発信されます。最も大切なのは、レベル4までに避難を完了することです。
| レベル | 色 | あなたが取るべき行動 |
|---|---|---|
| 3 | 赤 | 高齢者等避難…高齢の方や避難に時間がかかる方は安全な場所へ移動を開始。それ以外の方も避難の準備を整え、危険を感じたら自ら判断して早めに行動 |
| 4 | 紫 | 避難指示…危険な場所にいる全員が避難する段階。ためらわず避難を |
| 5 | 黒 | 緊急安全確保…すでに災害が発生、または命の危険が目前。外への避難がかえって危険な場合も。絶対にレベル4までに避難を完了する |
この情報は、町田市の防災行政無線・緊急速報メール・SNS・テレビなどで発信されます。いざという時に迷わないよう、普段から情報を受け取る方法を確認しておきましょう。
大雨の時に最も危険な行動は「川を見に行くこと」です。境川のように川幅が狭い川は、水かさが一気に上がります。ニュースで人が川に流される事故を耳にすることがありますが、大雨の時はまず近づかないことが命を守る鉄則です。気になる気持ちはわかりますが、SNSやテレビの情報で安全に確認しましょう。
| 靴 | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| サンダル | ✕ | 浸水した水は濁っていることが多く、破片などでケガをするリスクが高い |
| 長靴 | △ | 水が浅いうちは◎。ただし膝の深さまで浸水すると水が入り、歩きにくくなる |
| 運動靴 | ○ | 膝まで浸水した避難時は、動きやすい運動靴が適している |
「地震が来たら火を消しに行く」——これは昔の話。今の防災の常識は、「まず自分の身を守る」が最優先です。大きな揺れを感じたら、体を低くして頭を守りましょう。慌てて外に飛び出すと、落下物やガラスでケガをするリスクが高まります。
地震が起きても、全員が避難所へ行くわけではありません。判断基準は「家が安全か危険か」です。
町田市の避難所は、市内の小中学校や高校が指定されています。各施設には防災倉庫が設置され、非常食・飲料・生活用品が備蓄されています。町田市の防災マップには、避難場所・避難広場・災害時給水ステーションなどが掲載されているので、自宅の近くの避難場所を事前に確認しておきましょう。
また、災害時の水の確保も重要。市内には15箇所の給水施設が配置され、各所から概ね1km以内で給水を受けられます。給水袋など水を運ぶ道具も、家庭で準備しておくと安心です。
過去の災害で度々問題になるのがトイレです。水が止まった時にいちばん困るのは、実はトイレと言われています。水が流れないのに無理に流すと配管が詰まり、トイレが使えなくなる恐れがあります。
そこで役立つのが簡易トイレ。使い方は、便座にカバー用袋と使用用袋を二重に被せ、用を足した後は凝固剤を振りかけるだけ(約30秒で水分を吸収し、ニオイも閉じ込めます)。袋の口は空気を抜いてしっかり結びましょう。
「防災食を特別に買いそろえるのは続かない…」という方にいちばんおすすめなのが、ローリングストックです。普段使っている食品や用品を少し多めに備え、使った分だけ買い足して一定量を保つ方法。特別な備えではなく、普段食べ慣れたもの・好み・アレルギーに合わせて選べるのがポイントです。
防災を「特別なこと」にしない。無理なく続けられるからこそ、いざという時に安心につながります。

防災の学びは、まず動画から
町田市公式動画「学ぼう!まちだの防災」(約24分)では、ハザードマップ・内水氾濫・警戒レベル・家具固定・在宅避難・トイレ備蓄などを、市内の映像とクイズでわかりやすく解説しています。
自治会・町内会の防災訓練の教材にも最適です。
大雨や台風は事前に準備することで被害を減らせます。いつ来るかわからない地震には、家具の固定・ローリングストック・トイレの備蓄など、今日からできる備えがあります。
自分の命を守るのは、ほかでもないあなた自身。そして、あなたの備えは、大切な人の命を守ることにもつながります。
今日、おうちの人と一緒に、ハザードマップを開いてみてください。それだけで立派な防災の第一歩です。防災を日常に、一緒に災害に強いまち・町田をつくっていきましょう。
※この記事は町田市公式動画「学ぼう!まちだの防災」(町田市公式動画チャンネル)および町田市ホームページの公開情報をもとに作成しています。最新の情報は必ず市公式サイトをご確認ください。本記事の内容は小沢タケルの政策広報活動の一環です。
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