選挙ドットコム

三加茂 けいすけ ブログ

出雲は成田LCCを取れるのか?羽田便小型化を受けて市長に質問しました【議会質問#9】

2026/3/10

こんにちは、三加茂けいすけです。

3月議会で取り上げた「出雲―羽田便の機材小型化」について、前回の記事では前半の質疑をご紹介しました。

2028年以降、現在の中型機が小型機に置き換わる可能性があり、
もしすべて小型化された場合、1日あたり約280席が減少する可能性があります。

観光や地域経済への影響も想定されるなか、私はその対策として
成田空港とのLCC路線を新しい選択肢として検討するべきではないかと提案しました。

今回は、議会で行った再質問の内容と市長答弁を振り返ります。

※答弁は趣旨のみ掲載しています。正確な内容は後日、出雲市議会ホームページに掲載されます。


1 成田LCCを市の重要政策として位置づけるのか

私は、羽田便の座席数減少に備えるためには、
成田空港とのLCC路線という新しい選択肢を持つことが重要だと考えています。

成田空港では「第2の開港」と呼ばれる機能強化が進められており、
年間発着回数は

30万回 → 50万回

へ拡大する計画です。

この新しい発着枠は全国の自治体が誘致を狙っています。
もし動きが遅れれば、他の地域に先行される可能性があります。

実際、鳥取県の米子空港は航空路線誘致に非常に積極的です。
もし米子空港が先に成田LCCを獲得した場合、

若年層観光客

外国人観光客

の流れが米子経由になる可能性もあります。

前回の記事で紹介したように、羽田便の機材小型化によって
年間約17.8億円の観光消費機会が失われる可能性も試算されています。

こうした構造変化を踏まえ、出雲市として

成田LCC誘致を重要政策として位置づける考えがあるのか

を質問しました。

市の答弁(要旨)

成田空港の機能強化や発着枠見直しの動向を注視する。

LCC誘致については県と連携して検討していく

という回答でした。


2 これまでLCC誘致の行動はあったのか

次に、これまでの具体的な行動について確認しました。

過去5年間で

LCC航空会社への訪問は何回行ったのか

具体的な提案書を提出したことはあるのか

を質問しました。

市の答弁(要旨)

LCC誘致に特化した要望活動は行っていない

とのことでした。

一方で、機材大型化や増便などについては

毎年航空会社へ要望を行っているとの説明がありました。

また、県では国際チャーター便誘致の取り組みの中で航空会社と意見交換を行っているとのことです。


3 県への正式要望は出すのか

出雲空港は島根県が管理する空港です。
そのため最終的には県との連携が不可欠です。

しかし県は

出雲空港

石見空港

隠岐空港

すべてを見なければなりません。

だからこそ、空港所在地の自治体である出雲市が主体的に声を上げなければ、政策として前に進みにくい面もあります。

そこで、市として

成田LCC誘致を県へ正式に要望する考えがあるのか

を質問しました。

市の答弁(要旨)

毎年、知事要望などを通じて要望書は提出している。

成田空港の機能強化や羽田発着枠の見直しを踏まえ

LCC誘致も含め、空港所在地自治体として踏み込んだ要望を検討する。

との回答でした。


4 市長はトップセールスを行うのか

航空路線の誘致は、事務レベルの交渉だけで決まるものではありません。

最終的には

地域としてどれだけ本気なのか

が問われる分野です。

私自身、市役所職員として働いていた経験からも、担当部署の努力に加え、
首長が地域の将来像を直接示した場面で道が開けることを何度も見てきました。

そこで、

市長自ら航空会社や関係機関へ働きかける考えがあるのか

を質問しました。

市長答弁(要旨)

航空業界だけでなく、常に全ての分野でトップセールスに努めている。

出雲―羽田便は現在も多くの利用があるため、

航空会社にとって必要な路線であり続けることが重要。

県や空港利用促進協議会と連携して、

LCCについても様々な機会を捉えてトップセールスを検討する

との意向が示されました。

 

【市長による答弁】


5 今、出雲は大きな分岐点にある

今回の答弁から、

成田LCCを機材小型化への対応策の一つとして検討する

という認識が示されたと受け止めています。

先日、議会活動で出雲商業高校を訪問し、生徒の皆さんと意見交換をしました。

その中で多く聞かれたのが、出雲には

「大型商業施設やエンターテインメントが少ない」

という率直な声でした。

もしLCCがあれば、出雲に住みながら

首都圏の商業施設やエンターテインメント

に安価にアクセスできるようになります。生活の選択肢も大きく広がります。


6 2028年に向けた判断は2026年

羽田便の機材小型化が進む中で、

羽田依存のまま2028年を迎えるのか

成田空港のチャンスを生かすのか

出雲は今、大きな分岐点に立っています。

私は危機を煽るつもりはありません。
しかし、将来的に航空座席数が減少する可能性が見えている以上、

先手を打つことが行政の責任

だと考えています。

今回の議論は単なる航空路線の問題ではなく、

「選ばれるまち出雲」をどうつくるか

という意思決定の問題です。

2028年に間に合わせるためには、判断のタイミングは
2026年度です。

出雲空港は県管理空港であり、島根県との連携も不可欠です。
今後も関係者と連携しながら、この課題に取り組んでいきたいと思います。

この記事をシェアする

著者

三加茂 けいすけ

三加茂 けいすけ

選挙 出雲市議会議員選挙 (2025/04/13) [当選] 3,863 票
選挙区

出雲市議会議員選挙

肩書 元出雲市役所職員/早稲田大学大学院修了/38歳1児のパパ
党派・会派 無所属
その他

三加茂 けいすけさんの最新ブログ

三加茂 けいすけ

ミカモ ケイスケ/39歳/男

三加茂 けいすけ

三加茂 けいすけ トップページへ

寄付して応援する

「三加茂 けいすけ」をご支援いただける方は、是非個人献金をお願い申し上げます。
※選挙ドットコム会員登録(無料)が必要です。

月別

ホーム政党・政治家三加茂 けいすけ (ミカモ ケイスケ)出雲は成田LCCを取れるのか?羽田便小型化を受けて市長に質問しました【議会質問#9】

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_whiteicon_homeicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twitter_whiteicon_youtubeicon_postcode