2026/6/20
こんにちは!唐津市議会議員の井手きよかずです。
日頃より温かいご支援とご意見をいただき、本当にありがとうございます。
昨日、唐津市議会6月定例会の一般質問において、議壇に立たせていただきました。
今回の一般質問では、唐津のこれからの未来を大きく左右する重要な2本の柱で
①「市政の情報発信(SNS戦略)」

②「洋上風力発電事業のリスクと情報公開」

について、私が民間時代に培った感覚をそのまま執行部にぶつけてまいりました。
議場という少し硬くなりがちな場所だからこそ、市民の皆様のリアルな生活感覚や、ビジネスの現場での常識を忘れてはならない。
そんな強い想いを持って臨んだ今回の質疑の内容を、ブログで詳しくご報告させていただきます。
まず一つ目のテーマは、唐津市の観光プロモーションやSNSの活用方法についてです。市役所も日々、様々なメディアを使って唐津の魅力を発信してくれていますが、「本当にその発信はターゲットに届いているのか?」という問題意識からスタートしました。
本市の公式YouTubeチャンネル「唐津市魅力発信チャンネル」のデータを徹底的に分析してみたところ、驚くべき結果(格差)が浮き彫りになったのです。
アニメ『ゾンビランドサガ』とのコラボ動画:なんと視聴回数100万回を突破!
昨年度に予算をかけて制作された「Fantastic City唐津」:視聴回数5.5万回。
新日本プロレスとのコラボ動画:全12本のうち、なんと10本が視聴回数1000回以下…。
この数字を見て、皆様はどう思われるでしょうか?
こちらがチャンネルです。
https://www.youtube.com/channel/UC_cSbilxS3uq_Uj2MdeN1NQ
アニメとのコラボのように、外部の強いコンテンツを巻き込んだ発信には爆発的な力がある一方で、多額の予算や手間をかけて作った動画であっても、見せ方やターゲットの絞り込みを間違えると、誰にも届かない「自己満足の発信」で終わってしまうという厳しい現実があります。
せっかくの皆さんの大切な血税です。
届かなければ、それは予算を使っていないのと同じになってしまいます。
そこで私は、二つの具体的な提案をいたしました。
一つ目は、「若手職員を中心とした、SNS推進プロジェクトチームの創設」です。
今のSNSのトレンドや、若者に刺さるテンポ感・編集技術は、やはり日常的にそれらを使いこなしている若い世代の感覚が一番頼りになります。
従来の行政の型にはまらない、柔軟でスピード感のある発信チームが必要です。
二つ目は、「景色」から「人」へのシフト、そして民間の巻き込みです。
これまでの観光広報は、きれいな景色の写真や動画が中心でした。しかし、今の時代、きれいな景色だけではSNSの膨大な情報の中に埋もれてしまいます。本当に人を惹きつけるのは、唐津で生きる「人」の魅力やストーリーです。情熱を持った伝統の職人、地元に愛される飲食店のユニークな店主、あるいは熱い想いを持つ職員など、人間味あふれる姿を発信していくべきだと訴えました。

さらに、民間のエネルギーを巻き込む具体策として、「唐津の魅力をテーマにしたショート動画コンテスト」の開催を提案しました。
上位入賞者には、唐津の豪華特産品や宿泊券といったインセンティブを用意するのです。
私自身、民間での営業マンを20年やってまいりましたのでよく分かるのですが、やはり「目の前に美味しそうな人参」をぶら下げられたら、誰だって俄然やる気が出ますし、頑張るものです!(笑)

現在、インスタグラムやTikTokで「唐津」と検索すると、約64万件もの投稿がヒットします。その大半は、市民の皆様や観光客がそれぞれの視点で投稿してくれたものです。行政が予算をかけて動画を作る本数には限界がありますが、民間の発信には「多様性」「継続性」「圧倒的な拡散力」があります。
これからは「行政だけが発信する時代」ではなく、魅力的な仕組み(人参)を作って、「市民の皆様と一緒に唐津をハックし、ともに発信していく時代」へシフトしていくべきだと強く要望いたしました。
二つ目のテーマは、私は疑問を感じていますが、世界中で日本だけがいまだに関心が高い
地球温暖化対策や脱炭素の切り札として議論されている「洋上風力発電事業」についてです。
この問題について、私が地域の皆様から色々と直接お話を伺う中で、本当に驚いたことがありました。それは、「そもそも洋上風力発電という言葉自体を知らない」「唐津の海でそんな巨大な計画が進んでいるなんて、聞いたこともない」という方が、圧倒的多数を占めているという事実です。
それもそのはずです。現在、この事業に関して市民が目にする公的な情報といえば、佐賀県がYouTubeに出している動画が実質1本あるのみ。しかも、その動画の再生回数はわずか400回程度です。これでは市民の皆様が知るはずもありませんし、賛成・反対以前に、自分たちの生活にどう影響するのかを判断する材料がゼロに近い状態です。
再生可能エネルギーの先行事例である「太陽光パネル」をめぐっては、現在全国各地で、事業者の倒産や資金不足、管理放棄によって、撤去されずにそのまま放置される事例が深刻な社会問題となっています。
洋上風力発電は、その規模も、海の環境への影響も、太陽光の比ではありません。 「もし途中で事業が破綻したり、放棄されたりしたら、あの海の上に残された巨大な風車は一体誰が撤去するのか?」
これは決して、大げさな心配(杞憂)ではありません。 近年、洋上風力発電のプロジェクトにおいて、あの日本を代表する巨大企業である「三菱商事」でさえ、建設コストの高騰などを理由に秋田や千葉の3つの海域から撤退を余儀なくされ、保証金として積み立てていた約200億円の違約金を全額没収されるという衝撃的な事態が起きています。
あの大企業ですら、200億円をドブに捨ててでも引かなければならないほど、洋上風力事業は巨額のリスクを孕んでいるということです。仮に同じような事態が唐津で起きたとき、そのリスクや負の遺産のツケを、地域や住民が過度に背負わされるようなことがあっては絶対になりません。
本市沖は、まだ国から正式な「有望区域」に指定されておらず、対話の場である「法定協議会」も設置されていません。しかし、だからこそ「国が動くのを待つだけではなく、今この準備期間のうちに、他地域の先行事例やリスクを徹底的に研究し、市民への積極的な情報開示を行うべきだ」と、市側に強く迫りました。
地域への経済メリットが本当にあるのか。唐津の美しい景観や離島の暮らし、そして豊かな漁場を守りきれるのか。「本当に唐津市沖に洋上風力発電が必要なのかどうか」という本質的な問いを、市民を置き去りにせず、ちゃんと全員で議論した上で判断を下していくよう、強く要望いたしました。
今回の一般質問を通じて、行政が一方的に殻に閉じこもるのではなく、良い情報もリスクのある情報もオープンにし、市民の皆様と同じ目線に立って地域の未来を考えていくことの重要性を改めて痛感いたしました。
これからも、20年の営業マン生活で培った「泥臭さ」と「民間感覚」、そして何より皆様の生の声を聞く「現場主義」を大切に、唐津市がより良く、より面白い街になるよう、1つひとつの課題に真剣に切り込んでまいります!
今回の議会報告について、皆様はどのように感じられたでしょうか?
「SNSコンテストはおもしろそう!」「洋上風力、そんなリスクがあるなんて知らなかった」など、どんな些細なことでも結構です。
皆様の率直なご意見やご感想を、ぜひコメント欄やメッセージでお聞かせください。
これからも井手きよかずの活動に、温かいご注目をよろしくお願いいたします!
唐津市議会議員 井手
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