2026/5/24

愛知県豊橋市の こども若者支援センター「ココエール」 を視察しました。
妊娠・出産から子育てまで、子育てから自立まで切れ目のない相談支援体制を構築し、ワンストップで受け止める取り組みです。
今回特に印象に残ったのは、豊橋市で平成24年に起きた育児放棄による4歳女児死亡事件についてです。4歳の女の子が検診なども未受診のまま、保健師が訪問していたにも関わらず会えない状態が続き、やせ細って心肺停止状態で搬送され亡くなったという痛ましい事件でした。以降、「支援が必要な子どもや若者を、行政だけで抱え込まない」という姿勢を徹底し、「要保護児童対策地域協議会」で要保護児童、要支援児童、特定妊婦について毎月約300人の進捗管理や支援方針を検討、担当課だけでなく、警察署や児童相談所、学校教育課、病院、母子保健担当など、多様な関係機関が検討会議を設け、行政だけでは見えにくい変化やサインを、多角的な視点で共有しながら支援につなげているとのことでした。
子どもや若者の課題は、「教育」「福祉」「医療」「就労」「家庭」「地域」などが複雑に絡み合っており、行政の縦割りの仕組みの中では気づけない複数の課題をはらんでいることがあります。だからこそ、ひとつの部署だけで完結するのではなく、“横断的につながる仕組み”が重要なのだと改めて感じました。
大分市でも、不登校やひきこもり、ヤングケアラー、若年層の孤立など、複合的な課題への対応がますます求められています。
支援機関同士が顔の見える関係を築き、第三者機関も交えながら継続的に情報共有を行う仕組みは、今後の大分市にも大きなヒントになると感じています。
「相談があってから支援する」のではなく、早い段階で“誰かが気づき、サポートにつなげる仕組み”を地域全体でつくっていく。その大切さを学ばせていただいた視察でした。
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