2025/7/4

▲右から橋本校長、今回の発起人・昌子ちゃん(高校の同級生)、私、吉田事務長、中村教頭。
大学を選ぶ基準は「自分の偏差値で行ける大学」。
もしくは親や先生に勧められて。
そういう学生さんて少なからずいると思います。
でも、この学校にはそんな生徒さんはいないように見えます。
先日、大分県立情報科学高校の橋本校長にお会いして、授業も見学させていただきました。
情報科学高校は工業技術・ものづくり系の「AIテクノロジー科」、商業系の「ビジネスソリューション科」情報系専門分野の「デジタル創造科」3つのコースがあり、それぞれ専門科でありながら、マーケティングや情報デザインなどについては横断的に学べるスタイルになっており、常に最先端の技術や知識に触れることができるのが特徴的です。
また、学んだことを自分の中に落とし込むための「アウトプット機会の重要性」を強く意識し、グループ内の生徒同士で教え合うことや、みんなの前で発表することなど、様々な場面でアウトプットの機会を設定していました。
実際に見学させていただいた情報デザインの授業では「環境をテーマにしたポスターを作る」という課題に対して、生成AIを活用してテーマ決定とアイデア出しを行っていました。私だったら「環境をテーマにしたポスターを作って~」とか短絡的なお願いしてしまいそうなところを、「気温上昇についてのさまざまな数値を示して」といったプロンプトから、興味深いデータを見つけて深堀しながらテーマを決めていたり、AIに何度も質問を投げかけて壁打ちしたりと、一人ひとりがそれぞれの方法で異なるテーマに向き合っていて、その活用力の高さに驚かされました。そして、全員が夢中で課題に向き合っており、時に1人でもくもくと、時にグループで活発に話し合う、その生き生きとした表情も印象的でした。
生徒さんたちは約20ものAIツールを自由に活用しているとのことで、そのうえで大切にしているのが「AIの答えをうのみにしない」という姿勢。常に既存のものを疑う目を持つことを意識し、変化の激しい時代に自ら考え、判断できる力を養うことに主眼を置いています。主体的に学び、新たな価値を創造(イノベート)していくことなどを実践し、これらの実績を通じて、大分県の情報分野をリードする人材の輩出を目指しているとのこと。
橋本校長は5年前に情報科学高校の校長に就任し、以来多くの改革を推進。
その改革は現在全国が注目する取り組みとなり、多くの自治体や教育機関が視察に訪れているそうです。
私も実際に校長のお話を聞き、実際に生徒さんの授業の様子を見学させていただいてその成果を実感することができ、大分市内・県内の学校でこの「Jyoka Style」が取り入れられるといいな、と強く感じました。
卒業後の進路について、生徒たちは全員「自分が知りたいこと、学びたいことを学べる大学・企業はどこか?」ということを自ら調べて決めるそうです(親や先生から言われて、ではなく)。そこに冒頭のような「偏差値で進路を決める」生徒はいないのです。ここから巣立った生徒さんたちは、きっと大分で、日本で、世界でITリーダーとして社会に大きな価値と変革をもたらしてくれるでしょう。彼、彼女たちの今後の活躍が楽しみでなりません!

▲デザインもオシャレな校長こだわりの学校パンフレット。
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