2024/8/20
1 市役所の基本設計の委託先が9月に決まります
新しい鎌倉市役所の設計が進められています。基本設計とは、建築主の希望を踏まえて、敷地、立地条件などを調査し、建築基準法等の関係法令に照らし合わせ、平面、立面などの基本設計図を作成して、費用の見積りを出すことです。ここで、大まかな造りを固め、次に構造計算など建築のための細かい設計を行う実施設計を行うことになります。
基本設計ができると、外観や構造(何階建て、木造or鉄筋、広さ)などの使う立場として大事なことは決まるわけです。この設計を業者に委託する予定で、契約相手の決定は9月です。
2 基本設計の費用は3億円
鎌倉市の一般会計歳出予算は約700億円です。その中で、基本設計の委託費用は3億円です。ちなみに、市が道路工事に使っているお金は4億円です。また、市役所移転は、諸々で170億円かかる、高い買い物です。みんなが納得するものを作ってほしいです。
3 4つの案がまったく違います。市民の意見募集をしています
鎌倉市役所が設計の提案募集を行い、4つの事業者から提案がありました。どれも一緒だろうと思って、見てみると、まったく違うものでした。イラストのみの案や、木材を使った建築、近代的な庁舎、谷戸の地形を生かしたものなどがあります。
市は業者決定の参考にしたいということで、4つの提案概要書を市役所や支所に掲示し、市ホームページも掲載して、市民の意見を募集しています。支所では7センチ四方くらいの付箋に意見を書いて、ボードに貼り付けるようになっていますが、僕が見る限り意見は低調です。募集期間が8月21日までの1か月で終わってしまうので、心配しています。基本設計が決まると後から変更は難しいため、市民の皆様には意見を出してもらいたいと思っています。思っていたのと違うとなったら、悲しくはないですか。
4 特に相談対応をする場所の確保が心配です
提案の中には、市民相談窓口がしっかり作られておらず、テレビ画面越しやロビーでの対応を想定しているものがあります。市役所の職員が市民との直接のやり取りを軽視することにならないかと心配しています。背景としては、計画が進む中で、市役所の床面積が次第に縮小され、当初計画の3万㎡から2万㎡になっていることがあるように思います。
また、事務スペースも足りているのか心配です。テレワークをする人がいるからフリーアドレス(どの椅子に座ってもよい)にして座席数を減らすようです。公務員の仕事は、上司と同僚との協力が不可欠です。テレワークの過度の実施により、職場での協力や直接の相談が難しくなることを懸念しています。また、年度を通して同じ業務を同じメンバーでやるのが普通ですので、フリーアドレスには不向きです。
5 市民と職員の関係をどう考えているか示してほしい
事業者の提案についての意見を聞く前に、鎌倉市役所として、新しい庁舎では職員が市民とどのように接していくつもりなのか具体的に示すべきです。その上で、事業者の提案がそういった設計になっていますかと市民に意見を聞くべきだと思います。そのための時間を十分に設けるべきだと考えています。
6 契約までのスケジュール
7月8日~9月2日 提案概要書(4案)の展示開始
市役所本庁舎、各支所、鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)など
7月22日~8月21日 市民意見聴取
市民参加型共創プラットフォーム及び展示会場→二次審査で意見を活用する。
7月30日 一次審査 有識者8名による審査会の審査・選定を参考に決定
9月1日 二次審査 公開プレゼン実施。有識者8名による審査会の審査・選定を参考に決定
9月24日 選定結果の通知
10月下旬 仮契約締結、選定結果の公表
(参考)鎌倉市ホームページ 鎌倉市新庁舎等基本設計及びDX支援業務委託の企画提案の選定
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/chousya-seibi/kihonsekkei_propo.html
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ウエノ ガク/47歳/男
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