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近本 あんな ブログ

【桶川市議会】子どものための施設、こまき子ども未来館の視察報告

2024/11/3

行政視察に行った愛知県小牧市の「こまき子ども未来館」について、ブログを書かせていただきましたが、所見をまとめましたので、改めて記載します。

視察の記事はこちら

●視察事項●

 【こまきこども未来館】は、小牧市の子育て支援の中核施設の児童館として、「子どもの夢への挑戦を応援する施設」「子どもを中心に世代を越えて市民がつながる施設」「子育ち・子育ての中核となる施設」を目指して運営しています。

商業ビルであるラピオ内の一部を市と第三セクターで買い取り、前述の目標を達成するため、ハード面・ソフト面を整え、子どもたちを受け入れています。

 施設内は子どもが自主性をもって学習していける仕掛けがたくさんありました。

まず入ってすぐに目に入るのは、大量のお菓子などの空き箱と糊やハサミなどの工作用具が置かれた机です。

これは子ども自身が考えて工作が出来るように設置されたものです。

空き箱は協力企業から持ち込まれたものでした。

 

 デジタルラボやシンボルツリーなど、思わず行きたいと思わせる設備がたくさん用意されている一方で、担当者は「そういったものはあくまで来てもらうための動機付けであり、来てもらったあとに児童厚生員とのつながりを持ってもらう事が大切」と仰っていました。

児童厚生員と繋がりを持つ事で、学校や家庭での困難を行政が把握する一助になります。

デジタルラボは産官学連携の一環として近隣大学の学生たちが映像を作っています。

学生たちは自分の映像作品を発表する場となり、児童館は常に新しい映像作品を利用者に提供できる、双方にとって良い取り組みとなっています。

https://drive.google.com/file/d/157yN9nJiAXkz7F8WlXnUUfE4q5W1DPly/view?usp=sharing (動画です)

 

 また、同施設内にはダンススタジオや、ドラムやギター完備の音楽スタジオも用意されています。

安価な金額で利用が出来る理由は、「親の意識や経済面で子どもに差がつかないように」、金額をおさえているそうです。

芸術分野だけでなく、3Ðプリンターやドローンを完備し、デジタル技術にも触れられるようになっています。

 もちろん未就学児向けの設備も用意されていました。

未就学児だけが入れるスペースを用意し、年齢の高い子どもとの遊び場を区別し、怪我のないよう配慮されています。

未就学時向けのスペースでは、おままごとセットなどが用意されたテーブルの配置にも気を使い、親同士がストレスなくコミュニケーションが取れるような工夫もされていました。

未就学児向けのスペースでは児童厚生員が親とのコミュニケーションを重視し、孤独や孤立を感じさせないようにしていました。

 施設内では子どもの意見を取り入れる事を重視し、館内音楽の選定から導入するボードゲームまで、子どもと一緒に考えていました。

過去には子ども主導で施設内に段ボール等を駆使して街を作り、大人は外から小窓を使ってしか見られない仕様にしたりもしたそうです。

その街の中では子どもたちが自分で考えて通貨を作り、税金の仕組みまで作ったそうです。

 商業ビル内に作った事で、同ビル内の民間事業者への好影響もありました。それまでは閑散としがちだったフードコードは人が集まるようになったそうです。

●所見●

 本事業の注目すべき点は、予算のかけ方ではなく、何を目的に事業を行うのか、その目的達成のために徹底的に事業を構築できるか、だと感じました。

小牧市では【こども夢・チャレンジNo.1都市宣言】の理念を実現する施設として、こまきこども未来館を整備し、館長はじめスタッフが同じ理念を共有して行動していました。

小牧市では「小牧市地域こども子育て条例」を制定しており、冒頭に附則として子どもは「小牧の宝」であること、子どもが夢を育み、挑戦することが小牧市民の願いである、と明記されています。

またそれを制定するだけでなく、児童館という子どもが集まる場所で実践しているのです。

 

 当然予算はあるに越した事はありません。

しかし小牧市の取組では産官学連携を行う事で、予算をかけずに事業を構築している部分もありました。

大学生がデジタルラボの取り組みを行う事で、大学生たちの夢までも応援しているのです。

また、市内の子どもたちを最優先にする、という明確な意思で料金設定もなされており、それは子育て世代にとって「小牧市に住んだら最優先にしてもらえる」という強いアドバンテージを感じさせます。

 

 同施設では「こまきこども未来館サポーター」の募集を行っています。

これは施設設置の目的のひとつである「子どもを中心に世代を越えて市民がつながる」を実践するための施策です。

地域の人たちにボランティアで同施設のお手伝いをしてもらうものです。こういったものからも目的達成のための強い意志を感じます。

 

 体験ひろばではパートナーシップ企業が定期的に催しを行っています。

前述のサポーター制度とあわせて、子どもと親だけではなく、地域や地元企業とのつながりを持ち、地域全体で子どもを育てていくという体制がとられています。

特徴的なのは、参画する誰もが損のない状態を作り出している事業構築力だと思いました。

予算規模の違う桶川市でも活用できる部分が非常に多く、今後の事業構築において参考にさせていただきます。

 

 

 

 

#桶川市 #桶川 #子ども #未来 #子育て

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著者

近本 あんな

近本 あんな

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肩書 市議会議員/二児の母/ホテル勤務13年
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