2026/7/26
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皇室典範
#千葉4区 #皇室典範
梅雨明けから一気に夏晴れ・猛暑となった昨年と異なり、今年の夏は太平洋高気圧が安定せず、雨の降る日も増えると予想されています。蒸し暑い日も多くなりますので、体調管理や熱中症対策にご留意ください。
天気よりも雲行きが怪しいのが、皇室典範問題です。政府が閣議決定した改正案は、象徴天皇制の根幹を揺るがしかねない、極めて危うい内容と言わざるを得ません。憲法第1条は、天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」と定めています。しかし、国会において、与党が数の力に任せて成立を強行した姿勢は、「国民の総意」からはおよそ程遠いように映りました。
今回の改正の最大の欺瞞は、与野党協議で棚上げされたはずの「皇位継承資格」の問題を、政府がどさくさに紛れて滑り込ませた点にあります。衆参両院の全体会議がまとめた「立法府の総意」は、あくまで公務を担う皇族数の確保策に論点を絞ったものでした。ところが政府は、旧宮家の男系男子を養子に迎える案において、その養子が皇族となった後に生まれた男子に皇位継承資格を認める規定を唐突に盛り込みました。これは国会合意に対する越権行為です。時の政治権力者が自らに近い人物を皇族の養子として選び、皇室の政治的中立性が揺らぐ懸念も拭えません。
一方で、多くの国民が望む「女性天皇」への道は閉ざされたままです。愛子内親王は、今上天皇の唯一の御子であり、天皇家の直系長子です。しかし現行皇室典範のもとでは、女性であるがゆえに皇位を継ぐことができず、結婚すれば皇室を離れることになります。皆様は、愛子内親王が初等科時代に藤原道長を研究し、大学では『源氏物語』や式子内親王の和歌を深く学ばれたことをご存知でしょうか。源氏物語は、華やかな恋愛物語であると同時に、藤原的外戚政治の時代に、皇族や女性たちが政治構造に翻弄される物語でもあります。光源氏のモデルの一人とされる源高明は、天皇の皇子でありながら臣籍降下し、藤原氏に対抗しながらも左遷された人物です。これは、現在の制度上は皇位を継げない愛子内親王の境遇と響き合うとの指摘もあります。
また、式子内親王は、天皇の娘として生まれ、斎王として神に仕え、恋も結婚も自由にはならなかった女性です。愛子内親王が卒業論文で式子内親王を取り上げられたことは、同じ「天皇の娘」として、歴史の中の内親王の孤独や祈りに向き合われたものとも理解できるのではないでしょうか。先般、天皇・皇后両陛下は、オランダおよびベルギーへ御訪問されました。両国の次期国王は、長子優先という憲法改正を経て、共に女王が誕生する予定となっています。
象徴天皇とは、これまで示されてきたように平和を願い、被災地に寄り添い、国民と共に歩む精神的支柱です。そのあり方を決める法改正に「だまし討ち」のような手法は許されません。高市首相は、後の検証に堪えうる丁寧な説明を今後も尽くすべきです。
長文をお読み頂きありがとうございました。
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