2026/1/25
先日1/17には「子どもにどこまで任せていいの?」「子どもの権利って、具体的にどう守ればいい?」そんな問いへのヒントが詰まった「子どもの権利を学ぶ」勉強会が開催されました。 ZOOMオンライン開催ではありますが、古河市、水戸市、つくば市、潮来市の4会場にも熱心な参加者が集まりました。私が参加した古河会場は特別養護老人ホーム白英荘 雅ホールで開催されました。講師は、岐阜県笠松町を拠点に活動するNPO法人こらんど副代表の樋口史子(ちかこ)さんです。18歳から若者の居場所づくりや地域参加などを通し、現場に立ち続けてきた樋口さんの言葉には、子どもたちへの深い信頼が溢れていました。
街の中に、大人の指示が一切届かない「子どもだけのエリア」があります。三笠市が取り組むこのプロジェクトは、単なるお店屋さんごっこではありません。徹底した「子ども主体」ルールがあります。大人は必ず「見守り役」に徹します。子ども達の主体性に任せ「次はこれをやって」「それはダメだよ」という口出しは禁止。「自分で考え、自分で動く」。この自由こそが、みかさ横丁の最大のルールです。
遊びたいなら、まず働こう!子どもたちはまず「ハローワーク」へ行き、自分のやりたい仕事を探します。
働く: 市役所、銀行、商店など、様々な職種で汗を流します。
稼ぐ: 働いた報酬は、独自通貨「コラン」で支払われます。
使う: 稼いだ「コラン」で買い物をしたり、サービスを受けたり。
「お金を稼ぐ大変さ」と「自分で稼いだお金で遊ぶ楽しさ」を肌で感じられる仕組みです。2024年度の参加者は延べ660人に達しました。失敗して赤字になったり、人間関係で悩んだりすることもあるかもしれません。しかし、そのすべてが「自分の経験」として蓄積されていきます。この「自分で決める」経験こそが、権利の第一歩なのだと感じさせられました。
「みかさ横丁」の根底にあるのは、子どもの権利条約の精神です。
参加する権利: 子どもが一市民として、社会の仕組みに主体的に関わること。
意見を表明する権利: 自分のやり方を自分で決め、大人の操り人形にならないこと。
「自分で決める」経験は、自己肯定感を育み、「自分たちの街は自分たちで変えられる」という主権者意識への第一歩になります。三笠町の取り組みは、子どもたちを「守られるだけの存在」から「未来を創る」へと変える、まさに教育の革命と言えるでしょう。
この活動の凄みは、遊びの枠を超えて行政を動かした点にあります。
こども館の建て替え:子どもたちのワークショップから生まれた意見書を町長へ提出。
子どもの権利条例:策定プロセスに子どもたちが参画し、ワークショップを継続。
「小さな町から、社会は変えられる」。樋口さんの言葉通り、笠松町での実践は、子どもを一人の市民として尊重する社会のあり方を私たちに提示してくれました。
今回は、岐阜県笠松町での事例を中心に、条例制定プロセスのリアルな舞台裏と、そこから得られた教訓をまとめました。 2025年4月現在、全国81自治体で条例が制定されていますが、茨城県内ではまだ確認されていません。大切な事は、条例を作ることではなく、「大人が子どもの声を聞けるようになる事」。そして、この「自分で決める」経験こそが、権利の第一歩なのだと感じさせられました。古河会場では古河ころりんプレーパークの皆さんに企画・準備をしていただきました。ありがとうございます。学びが多いとても良い会でした。と言う事で本日はここまで。
















古河会場の様子
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>峰 やすゆき (ミネ ヤスユキ)>子どもの権利を学ぶ ~子どもたちの居場所づくり・条例づくりの物語~