2023/4/17
エメラルド・フェネル監督『プロミシング・ヤング・ウーマン』キャリー・マリガン主演(2020)
性暴力を直接的に描いておらず、ロックな音楽に彩られたエンターテインメント、でもガツンとやられます。とあるラジオで寄せられたリスナーの声、カップルが上映終了後に男性が「いやぁキャシーこわかったねぇ(軽いトーン)」、女性が「キャシーはこわくない(意志を込めたトーン)」。な、なんたるジェンダーギャップに関する意識の差。
2021年8月、日比谷で観て1週間後のメモにはこうあります。「プロミシング・ヤング・ウーマンの話をするだけで、涙が溢れてしまう、膝や肘に力が入らない。」
2023年4月時点ではどうか。その後に買ったブルーレイは見ることが出来ていません。やはり話すと涙が溢れそうになる。
そこまでこの映画がわたしに突き刺さったのは何故だったのか。
わたしは主人公キャシーから/この映画の作り手から『託された』のだと思います。
これまでに苦しんできた女性たち、いまも苦しみ続ける女性たち、そしてこれからも苦しむ可能性のある女性たち。そのすべてがないまぜになって、あなたに託したというメッセージを受け取りました。
性差別の文化について描くなら、まず自分自身について、そして自分がどういう形でその文化に加担してきたかを振り返る必要がありました。重要だったのは、ごく当たり前のことしか描かないということ。悲惨な犯罪や暴力行為、そうした衝動に走る人たちを検証するつもりはありませんでした。解くべきしがらみの、その一端を私たちがどうになっているかについて考えました。
エメラルド・フェネル監督のコメント(プロミシング・ヤング・ウーマン劇場パンフレットより)
追伸
キャシーの話で私が泣きそうになったり泣いたりすると、妻は「キャリーは『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』で活躍しているよ」と。日本で公開されていた1,2月のことです。結局、映画館でウォッチしてませんが、もう各動画配信サイトでリリース済み、ブルーレイも販売中だそうです。見なきゃいけない映画、読まなきゃいけない本いっぱいありすぎ~。

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