2023/4/16
アニメの国も伝記の国も、いやそれだけじゃなく、どんな社会もたくさんの女性の参入で何かが変わるはずである。紅一点とは第一に数、第二に質の問題である。数と質を伴った新しいヒロイン像は、数と質をともなった現実社会に生きる女性の中からきっと生まれてくるだろう。たくさんの男性と少しの女性でできた世界に鉄槌を!
斎藤美奈子『紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 』(筑摩書房/2001*)あとがき(P.320-321)より抜粋*文庫刊行年、単行本1998
この本が書かれてから25年!
変わっていない!
と初めて読んだ2年前といまも同じ感想を持ちます。
参考文献も多く、読書量・質ともに凄いの一言。私が知らない作品ばかりで、じぶんがアニメ草創期をカバーできていないことがわかりました。1回だけではなく何回か読みたくなり、最初は図書館で借りたものの、その後に購入しました。
98年に単行本が出てきたときに出会っていれば、01年に文庫本と出会っていれば。
その後のボランティア・社会課題との向き合い方が変わっていたと思わされる一冊でした。
追伸
本書の章立てでは「紅の偉人 第二章*科学者の恋ーマリー・スクロドフスカ・キュリー」となっているのは、キュリー夫人として良く知られている人物です。なぜ、この名前の書き方にしているのか、読後に気付いて涙ぐみました。
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