2026/7/27
~幻の「坂本城跡」の未来を考える~熱気あふれるシンポジウムでした。
1000名を超える応募があったとのことで、市民の皆様の歴史や文化財に対する関心の高さを肌で感じる素晴らしい場となりました。
笑点でおなじみの春風亭昇太師匠がご登壇されました。テレビさながらの軽快なトークで会場を笑顔に包み込みながらも、ご自身が中学生の頃から愛してやまないという「お城への深い情熱」を熱く語ってくださいました。
城郭研究家の中井均先生を交え、全国各地の城跡の話題で大盛り上がり。地形を活かした戦国武将たちの知恵や、開発によって失われていく城跡への危機感など、現地を歩き尽くしたお二人ならではの濃密な対談でした。
坂本城の石垣などの地上遺構が失われた背景には、大津城や膳所城などを築く際、琵琶湖の便利な水運を利用して石材が運び出されたという歴史があります。しかし、近年の発掘調査によって、その基礎となる石垣が地下にしっかりと残されていることが分かってきました。まさに「幻の城」が再びその姿を現そうとしています。
第三部では小和田哲男先生も加わり、今後の坂本城跡のあり方について白熱したディスカッションが行われました。意見の中心となったのは以下の2点です。
継続的な発掘調査の推進: 本丸跡を含む更なる調査によって、城の全体像や使われ方を解明していくことの重要性。
歴史を体感できる保存と展示: 貴重な石垣を風化させずに見せる「露出展示」の工夫や、出土品を身近に見学できる小規模なガイダンス施設(資料館)整備への期待。
地域の宝である坂本城跡をどのように守り、そして次世代へどう継承していくのか。大津市のこれからのまちづくりにおいて非常に重要なテーマです。
歴史遺産への理解を深めることは、地域への愛着と誇りを育むことに繋がります。文化財の保護と活用を両立させ、誰もが歴史の息吹を感じられる魅力的なまちづくりを目指し、これからも力強く歩みを進めてまいります。

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モリワキ ケンイチ/55歳/男
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