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細井 藤夫 ブログ

「サイクリング観光都市」への施策を (令和6年第1回定例会の一般質問 その3)

2024/5/4

白岡市議会議員 細井藤夫です。

 

3月定例会の一般質問の読み原稿をあげ忘れておりました(申し訳ございません…)ので、遅まきながら掲載させていただきます。

 

3問目に出したのは、「自転車で観光する施策」についてです。

観光協会が有する貸自転車の稼働率が低いことと、市の東西(特に西側の大山地区)への公共交通が不足している実情から、「貸自転車を有効に使って、観光施策を求める」質問を行いました。

 

市内の道路状況が、自転車の走行に必ずしも適していない(危険個所がある)のは承知していますが、観光客をひとりふたり増やしていくことが地域活性化にもつながりますので、「今からでもできる方法」のひとつとして提唱したものです。

 

白岡市の観光資源としては、大山地区の柴山沼がダントツだと考えています。

「足がないから」「はじっこだから」と、最初からあきらめるのではなく、少しずつでも観光需要を掘り起こしたいと思いました。

(少しずつ、というのは、大山の自然を損ねない、「オーバーツーリズムにならない観光開発」のためにも必要な視点だと思っています)

 

【以下、読み原稿です】

市内の観光振興についての質問をさせていただきますが、その前に、まず、最初に放置自転車についてお伺いします。

 

本市では、自転車等放置防止条例および同条例施行規則により、白岡駅、新白岡駅の周辺地域を自転車放置禁止区域に設定し、定期的に放置自転車の撤去、保管を行っているところです。

それらの放置自転車は、施行規則第5条に定める、様式第2号の自転車撤去・保管台帳に、1台ごとに記録がなされ、一定期間適切に保管されていると承知しています。

保管された自転車は、条例第11条ならびに施行規則第10条の規定により、撤去・保管の告知から1か月後に処分の告知を行い、さらに1か月経った段階で売却・譲渡、または処分をすることとなっています。

平たく言えば、「2か月経ったらもとの持ち主のものではなく、市に権限が移る」という規定です。

 

(1) そこで、まず、市内の放置自転車の状況について伺います。

ア 過去3年の放置自転車の状況は。

イ 撤去・保管時に、対象自転車の車体の状況をどの程度チェックしているか。

ウ 一定期間を経た自転車の処分の台数と処分方法は。

 

 

この「一定期間保管後、売却・処分をする」というのは、条例の定めによったものですが、一方で、売却・処分までは保管を続けられるわけで、ここをうまく活用していただけないかと考えています。

 

白岡市観光協会では、観光貸自転車事業を行っています。

簡単に概要をご説明させていただくと、「無料の貸自転車が白岡駅西口共同駐車場受付に2台、白岡市観光協会(市役所)に3台あり、利用は土・日・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)を除く9時~17時」とされているものです。

 

あまり知られていないこの「観光貸自転車事業」、正直もったいない施策だと考えています。

 

市外からの観光客は、仕事休み、学校休みの土日にこそ集まります。

駅前2台では家族連れに対応できず、総数5台では1家族限定。新白岡駅に配置がないのも利便性を欠きます。

市外の方に対しても無料、というのは、点検費用等の負担の面からも改善すべきだと考えます。

 

こうした点を、観光協会に問い合わせたところ、

「観光協会の職員に負担がかかることから、土日の対応が難しい。また、西口共同駐車場を間借りし、受付業務を無償で対応していただいているため、業務負担が増加することから、休日貸し出しは現時点で困難」

「今年度4月から12月の9か月間で、西口共同駐車場で96台、市役所で9台の、合計105台の貸出、西口共同駐車場で2台貸し出しが8日、3台貸し出しが1日であることから、現在の台数で十分」

「西口共同駐車場には2台分しかスペースがなく、新白岡駅周辺には貸出できる場所がない、市役所でも利用がいるので、西口共同駐車場と市役所の2か所体制で存続する」

「西口共同駐車場では無償で貸し出し手続きを行っていただいており、有料化による手続きの負担は好ましくない。また、利用者への金銭や手続きの負担が増すことから利用減が懸念される」

との主旨の返答をいただきました。

 

平日限定で、一か月平均12台程度。

決して悪い数字ではありませんし、関係職員等がこれ以上多忙になることを要請するのもなんですが…、観光協会の「観光貸自転車」だからこそ、やはり、観光客に便利なものになっていただかないと、観光客の取りこぼしになっていないかと思うのです。

 

例えば製造メーカー等の場合、お客様相談室を設けておりますが、ほとんどが平日9時~17時の対応となっております。

貸出時に通常の走行が可能な状態であれば、パンク等の責は一般的には利用者が修理代金を負担して修理することから、トラブル等の対応のケースは、それ以外のケースになると想定されますので、「パンク修理の出来る自転車屋」をホームページ等で掲載すれば、トラブル対応は平日でも可能と考えます。

また、料金設定を1回100円程度にしていただければ、料金箱を設置するだけで金銭の授受等の手間を新たに生じさせることなく対応も可能です。

定期的な自転車の整備点検の費用等を捻出し、安心して継続できる事業とするためにも、有料化の検討もお願いします。

 

最初に、放置自転車についてお伺いしました。

この、「保管期間満了の放置自転車」のうち、走行に支障がないものを、観光自転車の増配用に確保してはいかがでしょうか。

家族、グループ利用等の需要を、事前予約制をとることで掘り起こし、必要な自転車は 放置自転車からまかなっていただくことで、適正な規模を保ちつつ、観光客を受け入れる体制をとれるのではないかと考えます。

 

「よそからくる方に、放置自転車を使わせるのか?」と思われるかも知れませんが、栃木県宇都宮市の市営のレンタサイクルは、放置自転車の再利用で1日1回100円の有料です。

そもそも、レンタサイクルは自分専用ではない、「誰かが乗った自転車」ですから、放置自転車を活用することは決して問題にはならないと考えます。

 

本市は、東西に長く、距離はあるものの、関東平野のなかにあり、比較的平坦な道が多い地形が特徴です。

若干の坂道はありますが、市内の観光移動に貸自転車を利用することで、観光拠点間の交通の便の改善につながると考えるものです。

 

例えば、河川の立体交差を9か所全部見てまわる際、柴山伏越は比較的停車しやすいものの、他の場所は車やタクシーでの観光が難しいという実情があります。

自転車を利用することで、車に比べれば下車観光の制約が減り、観光促進の可能性が広がるものと考えるものです。

市内に多数点在する古跡名刹も、自転車を利用することで複数まわることが容易になります。

 

他自治体からの観光客の方にとって、本市は交通利便性が極めて低い市と認識されていると考えます。

路線バスは観光資源へは直接通じておらず、タクシーは駅前での配車は容易なものの、遠隔地まで呼び寄せるには時間がかかります。

「のりあい交通」は、市民サービスとしては便利なものの、利用者登録が必要なことから市外の方が利用することは想定しにくいうえ、行きと帰りが別予約になることから観光には適さないと考えられます。

 

昨年、街づくり課が行った「マスタープラン改定にともなう市民アンケート」では、「白岡市内の魅力に感じる場所」として、「こもれびの森」「しらおか味彩センター」に次いで、「柴山沼」「総合運動公園」「元荒川沿い」「高台橋」と挙がっていました。

いずれも、素晴らしい場所ですが、駅から歩くには遠く、公共交通機関を利用するにも不便な場所です。これも、自転車が使えれば、交通の便が改善されます。

 

こうした「観光のあし」の問題を、「自転車観光」という視点を提示することで、なんとか改善をしていただければ、本市の観光はまだ発展が可能だと考えます。

 

実際に、私も、柴山沼まで自転車で行ってきましたが、白岡八幡神社や興善寺、青雲寺などを観光すれば、連続して自転車を運転する時間はそれぞれ15分から20分程度となり、距離の割に楽に観光が可能だと感じました。

 

 そこで、伺います。

(2) 交通の便の改善に貸自転車を積極的に活用して、「サイクリング観光都市」を目指してはどうでしょうか。

 

 

 

関東近郊で、観光協会や民間でレンタサイクルを用意している自治体は多くありますが、「サイクリング観光」を呼びかける自治体はまだ少数です。

現在でも、市内外の高校への通学など、白岡駅から自動車の往来の多い時間帯に多数の自転車が走行しており、また、日常的に自転車で走行される市民の方も多くいらっしゃいますので、自転車専用道路の整備といった大規模なことをせずとも、まずは、現状の道路で、やってみてはいかがでしょうか。

 

白岡市内の観光を発展させることは、市の将来にも有意です。

人口減少社会のなか、市内の経済規模も減少をすることが予測されます。

その際に、他市から来られる方が、市内で観光をし、消費をしていただく、それが、企業・個人の収入になり、経済規模の下支えになると考えます。

また、「異国の地で、自転車で街中を走り、自然を楽しむ」というアクティヴィティは、訪日観光客のインバウンド需要を市内に取り込む可能性を秘めているとも考えるものですので、是非とも、前向きに検討していただければと考えます。

 

 

白岡まつりや秋彩フェスタのようなイベントを除けば、現時点での白岡市内での最大の観光需要は「駅からハイキング」であると考えられます。

これは、JR東日本が各駅での宣伝等を行っていただくことで外部からの観光需要を取り込むイベントとして、市内に多数の観光客を招き入れており、毎回盛況と聞いております。

 

できれば、この「駅からハイキング」にならったイベントとして、自転車を活用して、「市内をのんびりと自転車で楽しむイベント」を検討していただければと考えます。

 

「駅からハイキング」では、徒歩移動という制約上、どうしても小久喜・白岡・白岡東・篠津・西・千駄野あたりが中心となってしまい、柴山沼などの大山地域、あるいは、彦兵衛・爪田ケ谷など市東部への観光促進は難しい面がありますが、自転車を利用することで、市内全域に観光の可能性を求めることができると考えるものです。

 

また、こうしたイベントを開催することが、その後の「サイクリング観光都市」の取組みにも有意にはたらくと考えます。

 

大規模なイベントを開催するには、自転車の確保が必要となりますが、先ほどから申し上げている「放置自転車の有効活用」をはかれば、一定数の自転車の確保は可能です。

 

そこで伺います。 

(3) 「駅からサイクリング」などの自転車観光を呼びかけるイベントを検討してはいかがでしょうか。

 

 

 

主に市民向けでも、一度、試走していただいて、「白岡、こんな魅力があるんだ」ということを再発見していただいて、それを、今の時代ですからSNSであげていただく。そのあがった画像が「きれいなところだから、行ってみよう」につながる。そんな形で、ひとりでもふたりでも、来訪者につながれば、あるいは、走っていただいた市民の方が、「今度は別の季節に行ってみよう」と、リピートしていただくことが、市内の観光の活性化、経済の活性化にもつながりますので、検討をお願いいたします。

 

白岡市では、さまざまな食の名産品化を行っているところです。

「シラオカ麺」だけでなく、令和5年には「しらおかの恋人」をはじめた。また、商工会の特産推奨品事業も実施しています。

こうした事業を、「駅からハイキング」「駅からサイクリング」といった、観光客が集中的に訪れるイベントとあわせて紹介することで、その事業の周知がより図れると考えるものです。

 

特に、「しらおかの恋人」は、ハイキングやサイクリングでの目的地にテント出店することで、移動時の空腹を満たす需要も見込め、味が気に入っていただければ、再訪時の売上にもつながると期待するものです。

 

昨年の「秋彩フェスタ」において、「しらおかの恋人」シリーズの出店ブースは、どこも盛況でした。

出店するには、各製造者のスケジュール調整など、大変な面もあると思いますが、特に他市からの来訪客が見込めるイベントで、その味を売り込んでいただけることが、その次の白岡来訪時の売上にもつながることから、積極的な取り組みをお願いできればと存じます。

 

(4) 既存イベントも含め、イベント開催時に、目的地周辺において「しらおかの恋人」や商工会特産推奨品等のテント出店を行うなどの取組をしてはどうでしょうか。

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著者

細井 藤夫

細井 藤夫

選挙 白岡市議会議員選挙 (2023/04/23) [当選] 550 票
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肩書 白岡市議会議員(会派WAKABA) 産業建設常任委員+議会広報常任委員。 白岡市都市計画審議会委員。 白岡市指定家庭保育室「サクラ保育所」施設長
党派・会派 無所属
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