2023/6/11
今回の一般質問の3問目、「白岡市パートナーシップ宣誓制度」の近隣連携について」の読み原稿です。
こちらも、若干の読み替えがありますが、ポイントは全部こちらの通りにお話ししていますので、このまま公開します。
なお、自由民主党の国会議員の発言を引用したのは、市議選前に「LGBTQに対して、令和5年にもなってこんな発言をするんだ…」と驚かされたことが、今回取り上げるに至った根底、原点にありますことを申し添えます。
(以下、読み原稿です)
白岡市では、令和5年1月より、「白岡市パートナーシップ宣誓制度」を開始しております。
これは、LGBTQの方々にとっては、「落ち着いて生活をするために大切な制度」であると同時に、市としても「パートナーである」ことを尊重し、社会的理解を深めるために行う必要な制度だと考えております。
こうした制度から、LGBTQの方々が「何もなく平穏に暮らせる社会」に変化していくことは非常に望ましいことと考えております。
一方で、いまだにLGBTQが十分に社会的理解をされているとは言えない状況でもあります。
一部の国会議員が、「LGBTQは気持ちが悪い」と公言したり、法的な位置づけをめぐって「LGBTQは現行法では規定ができないので、憲法改正が必要」などと主張したりしており、こうした発言を聞くに、旧態依然とした思想からくる無理解に、LGBTQの方々が受け続けている差別的扱いを、なんともやるせない気持ちでみておりました。
しかし、直近の例として、先月30日に、名古屋地方裁判所において、LGBTQの同性婚に関する判決がくだっております。
この名古屋地裁の判決の要旨でありますが…、
また、テレビ番組「新婚さんいらっしゃい」において、6月4日放送回で、LGBTQの男性カップルが、国内のスタジオ収録では初めて登場され、いよいよ「多種多様な性のありかた」「人が人を好きになることの自由」といったものが、きちんと評価される世になったものと感じております。
そうした流れにおいて、「LGBTQのパートナーを尊重する制度」を導入した自治体として、その社会的理解の向上のためにさらなる取り組みを期待するものであります。
ところで、この「白岡市パートナーシップ宣誓制度」は、あくまで白岡市の施策というのが現状であり、「白岡市でパートナーシップを組んだお二人が、転出先で苦労する」こと、「他市でパートナーシップを組んだお二人が、転入の際に再度手続きをする黒がある」ことについての配慮が行われていないことが問題と考えております。
近隣だけでも制度の相互連携をするなどしていただくことで、LGBTQの方々の日常生活上の自由が増し、より尊重できる世になるものと考えております。
そこで、一点、お伺いいたします。
「一度組んだパートナーシップを他自治体でも尊重できる」取り組みをするよう、近隣市町へ制度の相互連携の呼びかけをしてはいかがでしょうか?
答弁の程、よろしくお願い申し上げます。
(答弁の要旨)
「『白岡市パートナーシップ宣誓制度』は、性的マイノリティの方々の不安や生きづらさの解消、差別や偏見のない多様性を認め合う、誰もが自分らしく生きることができる社会の実現に向けた制度として、令和5年1月1日に開始した。制度設計にあたっては、当事者団体であるレインボーさいたまの会と意見交換を重ねるなど、性的マイノリティの方々の現状や課題の把握に努め、生きづらさの解消に向けた制度の検討を行ってきたほか、性の多様性やLGBTQに関する理解が進むよう、議員協議会での意見交換会や職員向けの研修を実施した。」
「本制度は、広域的に実施されることによって、転入出の際の宣誓手続が簡略化されるなど、窓口での手続きや心理的な負担の軽減につながり、より当事者に配慮した運用が可能となる。提案の自治体間連携については、近隣自治体と協議を行い、前向きに検討していきたい。」
(感想として…)
私も「LGBTQに対して万全の理解がある!」とは言えないのですが…、少なくとも、白岡市民のだれもが「平穏に生活できる」ことが大事だと考えて、この問題を通告しました。
質問でも述べたのですが、LGBTQの方の人口規模は推計で約5%。
単純計算で、白岡市民でも2,600人はおられる計算になります。
その方々が「平穏に暮らしていける環境」をつくるのは、行政からの啓発ももちろんですが…、私たちひとりひとりが「LGBTQの方だからといって何かをする」のではなく、「特別なにもせず、人として付き合っていく」だけのことだと思っています。
少しでも「平穏に暮らしやすい白岡」になるよう、また、「お引越ししても困らない」よう、近隣の自治体のご理解をいただきながら、すこしでも前に進むよう、強く願っています。
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