おおつか 公彦 ブログ

兵庫県立高校の未来を議論!魅力発信と人口減少地域の学校存続 【神戸市北区】大塚公彦

2026/7/24

皆様、こんにちは。兵庫県議会議員の大塚公彦です。

今年度、私は文教常任委員会の委員を務めております。先日開催された委員会では、「高等学校教育の推進」を大きなテーマとして、当局から令和八年度の施策や、県立高校の魅力向上に向けた様々な取り組みについて説明を受け、活発な質疑応答が行われました。

社会の価値観の変化や、加速度的に進む少子化など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しており、公立高校が果たすべき役割や存在意義が改めて問われています。今回は、私が本委員会で行った質疑を中心に、県立高校の今後のあり方についてご報告させていただきます。

私立高校の実質無償化時代における「公立高校ならではの魅力発信」

最初の質疑では、県立高校の魅力向上と、中学生や保護者の皆様に向けた効果的な情報発信のあり方について、教育委員会の見解を問いました。

本年度から国の就学支援金制度が変わり、全国的に私立高校の実質無償化が進んでいます。一般的に、施設設備の充実度や建物の綺麗さといったハード面においては、私立高校の方が有利な傾向にあります。こうした中、公立高校はこれまで以上に「選ばれるための努力」が必要な、厳しい局面を迎えています。

私は委員会で、「決して単なる生徒獲得競争に陥るのではなく、公立高校ならではの強みや公共性をどのようにアピールしていくのか?」と強く投げかけました。

これに対し高校教育課長からは、公立高校には通信制や多部制、様々な専門学科など多様な学びの場があることを知ってもらうため、今年度から新たに「県立高校進学フェア」を開催しているとの答弁がありました。進学フェアの取り組みについては私自身も参加し、大変期待を持っています。また、私が関わらせていただいた北神戸総合高校の事例をみても、発展的統合を機に学校の魅力を的確にアピールしたことで、生徒たちがしっかりと集まっているという実績があります。

近年の中学生の進路選択においては、少子化の影響もあり、親子やご家族で一緒に学校について調べ、判断されるケースが増えています。公立高校としても、単なる学校説明会にとどまらず、親子を巻き込んだ体験型のイベントを積極的に開催していくべきです。そして何より、特色ある探求学習などの「ソフト的な教育面」をさらに尖らせ、明確な個性として発信していくことが今後の鍵になると強く要望しました。

人口減少地域における公立学校の存続と「遠隔授業」の可能性

続いての質疑では、人口減少地域(地方部)における公立学校の存続について議論しました。

少子化・人口減少が急速に進む中、一部の地域では「三十年早く過疎化がやってきている」と言われるほど深刻な課題に直面しています。特に地方部においては、地域に高校がなくなってしまうと、子どもたちは遠方の学校に通わざるを得なくなります。何より、学校という拠点が失われることで、その地域自体の活力が大きく低下してしまうという問題があります。隣接する他県(例えば鳥取県など)では、全国募集を行って県外までスクールバスを運行するなど、積極的な生徒獲得の動きも見られます。

こうした厳しい現状を踏まえ、「人口減少地域の公立学校の存続について、どのような方向性で考えているのか?」と質問しました。

高校教育改革官からは、一定の規模(一学年四〜六学級など)が望ましいとされているものの、地域における多様な状況や「その学校で学びたい」という生徒のニーズを考慮し、地元市町や教育委員会とも意見を交わしながら、どのような形で存続できるかを検討していくとの答弁がありました。

私はこれまで、淡路地域や但馬地域の首長の方々ともお話を重ねてきましたが、それぞれの地域には地場産業と結びついた素晴らしい経済圏や文化があります。そうした地域の特性を活かした独自の教育を展開することが求められています。

また、小規模校だからといって教育の質が下がるようなことがあってはなりません。教員の確保が難しい地域であっても、ICTを活用した「遠隔授業」を導入することで、高度でハイレベルな授業を届けることが可能になります。学校の規模が小さいからといってすぐに統廃合を選ぶのではなく、遠隔授業などの新しい選択肢を組み合わせることで、小規模でも充実した魅力的な学校づくりは十分に可能であると指摘し、引き続き地域の皆さんの声に耳を傾けながら進めていただくようお願いしました。

おわりに

今回の委員会を通じて、県教育委員会が県立高校の魅力と活力ある学校づくりに向けて、様々な工夫を凝らし、前向きに取り組んでいただいていることがよく分かりました。しかし、社会環境が激変する中では、これまでの延長線上ではない、思い切った発想の転換とアピールが必要です。

兵庫県の子どもたちが、住んでいる地域に関わらず、自分が学びたいことをしっかりと学べる環境を整備すること。そして、将来への希望を持って、充実した高校生活を送れるようにすること。これが私たち政治の重要な役割です。

今後も、皆様からいただくお声を県政に届け、兵庫県の教育環境のさらなる充実に向け、文教常任委員として全力で取り組んでまいります。引き続きのご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

 

兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦

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肩書 兵庫県議会議員(神戸市北区選出)
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