2026/6/8
お元気ですか?荒川区議の大月です。

【前回】
私は中国を長期間旅行し、上海にも約2年間赴任した経験があります。現在、日中関係は、政治・安全保障面で緊張が続いていますが、実際には日本の対中輸出入は増加しており、経済的な結び付きは依然として強い状況です。一方、中国の対日依存度は低く、日本は多くの製品や原材料を中国に依存しています。だからこそ感情論ではなく、冷静に国益を見据えた対中政策が重要だと感じています。
※日経6/1・2:悪化する日中関係(上・下)の対立 6/02:日本経済再生と日中関係大機小機
そもそも日中関係は、何千年にも及ぶ長い歴史の中で浮き沈みを繰り返してきました。中国大陸から農耕文化や漢字、仏教が伝わり、日本社会の基礎が築かれました。遣隋使や遣唐使は先進文明を学ぶために海を渡りました。
有名な「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という聖徳太子が小野妹子に持たせた言葉は、日本が中国文明を学びながらも独自の国家として歩み始めた象徴とも言えます。
その後、元寇、豊臣秀吉の朝鮮出兵、江戸時代の鎖国、明治維新、日清戦争、日中戦争へと歴史は大きく揺れ動きました。近代になると日本は急速な工業化を進め、戦後には高度経済成長を実現します。かつて日本はGDP世界第2位の経済大国でした。
一方、中国は建国後、大躍進政策や文化大革命などの混乱により長く経済的な苦境に置かれました。しかし毛沢東時代の終了後、鄧小平による改革開放政策が始まります。事実上、市場経済を取り入れ、世界中の投資を呼び込み、14億人という人口規模を背景に驚異的な経済成長を遂げました。
そして気が付けば、中国のGDPは日本の4倍を超える規模にまで拡大しています。歴史を振り返れば、中国が強かった時代もあれば、日本が強かった時代もありました。永遠に強い国も、永遠に弱い国もありません。
だからこそ、相手を見下したり、逆に必要以上に恐れたりするのではなく、現実を正しく理解することが重要だと思います。
特に興味深かったのは、中国がなぜ台湾問題に強いこだわりを持つのかという分析です。日本では台湾問題を安全保障の問題として捉えることが多いと思います。
【続く】
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ホーム>政党・政治家>大月 たけひろ (オオツキ タケヒロ)>【新聞CK:日経②】日中関係をどう考えるべきか ~歴史と現実から見える未来~