2025/9/3
今日の話題は、「インドネシア」です。
結論、「特定の人に必要以上の特権を与えるのはご法度」です。
インドネシアの暴動が収まらない。もともと権威主義体制に対する不満がくすぶっている中で、国会議員に対する住宅手当の支給が表面化してデモに発展した。住宅手当は、日本円に換算すると年額540万円にあたる。これは、日本の平均年収、令和5年実績(国税庁)で約460万円を大きく上回っている。
1998年、インドネシアで暴動が起きた際、偶然にも、私は、インドネシアに入国できず、シンガポールのチャンギ国際空港で暴動の収束を待っていた。結果として、暴動は収まらず、第二代大統領スハルトの退陣で幕を引いたが、権威主義は続いていたということだ。(現在の第八代大統領プラボウォは、第二代大統領スハルトの娘婿)
脱線してしまうが、初代大統領スカルノ、第二代大統領スハルト、スカルノとかスハルトというのは、インドネシア建国前は姓がなかった人が名乗った姓だ。初代大統領スカルノはご存じデヴィ・スカルノ(デヴィ夫人)の夫だ。デヴィ・スカルノは大統領スカルノの訪日で銀座で働いているときに見初められ、第三夫人でインドネシア国籍に帰化したと記憶している。(日本国籍を有する女性は重婚が許されていない)
インドネシアは原則、重婚禁止だがイスラム教徒は例外らしい。国民の大多数がイスラム教徒なのに例外とは変な感じがする。イスラム教徒は条件を満たせばイスラム法に基づき4人まで妻を持てる。条件は長いので割愛する。とにかく、イスラム教を崇拝する人と恋愛する場合はイスラム法並びに宗派と慣習を良く理解し覚悟をもって臨まれることをお勧めする。スンニ、シーア派の違いだけでなく、世俗的か原理的では雲泥の差がある。最悪、イスラム教徒の子供共々殺される場合や一族に紹介され族長の許可が必要な場合もある。
本題に戻そう。インドネシアは難しい。多民族国家というのもあるが、スルタン(日本で例えれば藩主)家系、オランダ植民地時代の支配層、新興層(軍人・エリート)がいる一方、低所得に苦しむ大半の国民がいる。女性が跡取りとなる女系優遇の民族もいる。
親日と誤解している人も多いが、インドネシア建国に旧日本軍兵士が貢献したことを好感しただけで、旧日本軍兵士が敗戦による武器解除命令を聞かず、脱走兵扱いされていたことを知らないだけだ。また、ROUMUSHAというインドネシア語がある。語源は労務者で、意味は軍の仕事をする人だ。旧日本軍の要請に応じ東南アジアに従軍したインドネシア人40万人超と言われているがほとんどが戻れなかったようだ。
いずれにしても、特定の人に必要以上の特権を与えるのはご法度だ。日本にも、議員は特別だという人もいるが、議員は世襲でもなければ、家業でもない。普通の市民が普通に議員になれる世になることを期待したい。
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