2026/7/10
府中市美術館にて「松本陽子 宵の明星を見た日」展を鑑賞。
日本の抽象表現を牽引してきた画家の、65年の軌跡を一望する大規模回顧展です。
初期作品から、ローキャンバスにアクリル絵具が躍る代表的な「ピンクの時代」、そして近年の深遠な油彩画まで、合計50点の厳選された作品群。1辺2メートルを超える大画面が並ぶ空間構成は実に見事でした。
特に驚かされたのは、今年90歳を迎えられた松本氏の「最新作」 。青や黒を基調とした画面には、みずみずしさと、これまでの探求がもたらした圧倒的な精神性が同居しており、凄みすら感じました。
会場の外で紹介動画が上映されていたのですが、その中で90歳の松本氏がインタビューに答える形で、「陽子、そろそろ青を使ってもいいよ、と青色の絵の具が言っているように思えた。」といった趣旨のことを述べられていました。
流行に左右されず、絵具とキャンバスに真摯に向き合い続けてきた画家の強靭な意志が、画面全体から伝わってくる素晴らしい展覧会です。会期は7月12日まで。おすすめです。
#松本陽子 #府中市美術館 #抽象美術 #現代アート #アートレポート




この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>大室 はじめ (オオムロ ハジメ)>府中市美術館にて「松本陽子宵の明星を見た日」展を鑑賞。