たかはし 秀行 ブログ
デジタル活用し適切に把握/帝京平成大学准教授 鈴木邦明
2026/09/12 公明新聞より
現在の学校では、普段の授業から個に応じた学びを大事にしていて、宿題にもそういった姿勢が反映されています。勉強をきっかけとした登校渋りや自己肯定感の低下をできるだけ減らす狙いもあるかと考えます。このため、クラスの子どもが全員同じ内容に取り組むという今までのやり方だけではなくなってきているのです。
具体的に現場では、コロナ禍を経てから、タブレットやパソコンなどのGIGA端末を1人1台使える学習場面が多くなっています。私は、保護者もこうした取り組みに対して、積極的に関わってほしいと思っています。学校によっては、親のスマートフォン(スマホ)から学習の進捗状況などの確認や教員への連絡が容易にできるようなシステムを使っている所もあります。
一元で管理しやすいことがデジタル端末活用のメリットの一つです。
しかし、学校現場に限らず子どものデジタル機器やネット利用については、世界中で是非が話題になっています。幾つか例を挙げれば、スウェーデンなどでは、教科書を一度電子書籍化したものの、紙に戻すようにしています。オーストラリアでは、法律で16歳未満の子どものSNS利用を禁止しています。
米国でも、フェイスブックなどを運営するメタ社は、10代の利用時間を保護者の許可がなければ、1日2時間以内に制限するシステム変更を進めています。
日本での子どもの学びにおいて、これまで通り、ノートやプリントの方が普段の状況を把握しやすいケースがあるのも事実です。しかし、現代社会で、タブレットやパソコンなどを全く使わないことは現実的ではありません。
家庭内でスマホ使用ルールを決めるようなイメージで、勉強面でもどうしたら良い形で使っていけるかを模索していくことが求められます。これからも親子間での話し合いをはじめ、時には学校へ相談しながら考えていくことが大切になってきます。(おわり)
八千代市議会議員 たかはし秀行