たかはし 秀行 ブログ
【我が家も経験】子どもの入院の付き添い、看病する親をどう支える
2026/8/22
コンビニ飯や狭いベッドサイド…過酷な見守り環境の実態
2026/08/22 公明新聞参照
子どもの病気やけがによる入院で親が付き添う場合、睡眠不足や家にいる家族が心配な場合もあります。
我が家も以前、子どもが急遽入院となり妻には子どもと同じベッドで寝たり、食事などでの苦労をかけてしまいました。
現状の課題とともに看病する親の健康をどう守るかなどについて、支援活動を続ける認定NPO法人キープ・スマイリングの光原ゆき理事長に聞きました。
慣れない入院生活を送るお子さんは心細いもので、親がそばにいれば、これ以上ない安心感と大きな支えになります。
「付き添い」は二つのパターンに分かれています。24時間泊まり込み、もしくは宿泊せず自宅から通う面会です。しかし、どちらになるかは病院によって異なります。泊まり込みのみを前提にしている場合や一緒にいる空間と療養する部屋を分けているケースがあります。
現在、ほとんどの小児病棟の医療スタッフは人手不足のため、手の行き届きにくい生活面のケアは親が担っています。具体的には食事や入浴、着替えなどです。
■(五つの困り事)
●食事時間を十分取れない
●まともな眠りにつけない
●寝床から離れるのが心配
●長引く入院の経済的支出
●残された家族が気掛かり
私たちが以前、当事者に困り事を聞いたところ、主に五つ挙がりました。療養中のお子さんには食事が出ますが、ほとんどの病院では、親へ有料の付き添い食を提供していません。手の掛からない空いた時間を縫って院内のコンビニや売店で購入し、手軽に済ませます。そうした食生活では栄養バランスが偏りがちです。
親が横になる際は、体を丸めながらお子さんと一緒に寝るか、簡易ベッドを借りる、あるいは自分で持ち込むかのどちらかです。ベッドがあれば、よく眠れると思われますが、実際は、お子さんの寝床脇のわずか60センチくらいのスペースに置かないといけない状況なので、寝返りを打てないほど狭いです。
加えて、心電図などのモニターを付けている病状であれば、電子音も気になります。また、看護師さんの見回りなどにより、十分な睡眠を取るのが難しい環境にあるといえます。
■家に残したきょうだいにも悪影響が
そのほか、きょうだいのいるご家庭では、家に残してきたお子さんも気が気でなりません。しかし、看病の必要な子を優先せざるを得ず、「平等に面倒を見られないのが苦しい」と当事者は話しています。
一方、家にいるお子さんたちも、親に甘えたくても甘えられなかったり、わがままを言えず我慢をしているので、心身のバランスが乱れやすく、不登校になることもあるのが実情です。
■ケア負担の軽減へ周囲でサポートを
今は、社会全体で子どもの成長をサポートしていく機運が高まっています。「付き添い」については、以前と比較して理解は広がっているものの、より強まっていくべきと考えています。“ひとごとにしない”ことが支援の第一歩です。
私たちは、当事者の負担軽減と、日頃からの周知のために「つきそい応援団ハンドブック」を配布しています【2次元コード参照】。お子さんの突然の入院の付き添いに際して、誰に何を相談できるかや、どのような物が必要か、あったら望ましいかなどを紹介しています。
その上で、周りからのサポートとして、具体的に何をしたらよいかについては、人それぞれ違いますので「何があると助かるかな?」と当事者に聞くことをお勧めします。例えば、差し入れには常温で食べられるレトルト食品や缶詰などが喜ばれるかもしれません。食事の時間も満足に取れない中で、手軽に済ませられるからです。
私の経験で言えば、おいしいクッキーを頂いた際、よい気分転換になりました。食べ物以外では、目元を心地よく温めるアイマスクといった疲れを癒やしてくれるグッズもうれしいと思います。
どのご家庭にとっても、お子さんの入院は一大事です。健康で過ごせるに越したことはありませんが、「付き添い」は、誰にでも起こり得るという意識を忘れないのが何よりも大切です。
八千代市議会議員 たかはし秀行