2025/1/25
区民センターは昭和49年(1974年)に竣工され、私も幼い頃から毎日のようにお世話になっていました。この区民センターが数年後に全面建替えとなる予定です。
目黒区の区有施設は昭和30~40年代に建築されたものが多く、大規模改修や建替えといった更新時期が近くに迫ってきています。しかし、区有施設の更新には多額の費用が必要なことから施設の維持/更新費を抑制していく必要があります。
区民センターは区内において大規模複合施設であることから、目黒区が平成29年(2017年)に策定した”区有施設見直し計画”におけるリーディングプロジェクトと位置づけられました。
そして平成30年(2018年)には、目黒区民センターにおける課題整理が始まり、この度【新たな目黒区民センター基本計画(素案)】ができました。
昨年7月には、約399億円の予算額で事業者公募を開始し、複数の事業者から応募がありました。しかし、10月に行われた応募事業者との意見交換において全事業者から、全事業者から「物価高騰や人件費の上昇により、現在の予算条件内での提案は困難」との意見が出されました。区が提示した予算と事業者が見積もった工事費等との間には非常に大幅な金額の乖離があることが判明し、区は「現行条件での計画継続は困難」と判断。昨年末に事業公募の一時中断を決定しました。
これにより、2025年5月に予定されていた事業者深定や2028年度の着工、2033年度の下目黒小学校利用開始、2034年度の区民センター利用開始といったスケジュールにも影響が生じる見通しです。現在、区では予算の再算定や整備内容の見直しを進めており、年度内に事業の方向性を再検討する方針です。
本事業は、目黒区にとって重要な地域拠点の再整備であり、区全体に影響を及ぼすリーディングプロジェクトと位置づけられています。このため、区民センター近隣地域にお住まいの方々のみならず、区全体の皆さまの生活にも大きく関わる事業です。
進捗状況については随時お知らせし、より現実的で持続可能な計画となるよう取り組んでまいります。
![]() |
![]() |
この記事をシェアする
キムラ アキヒロ/33歳/男
ホーム>政党・政治家>木村 あきひろ (キムラ アキヒロ)>区民センター建替え(新たな目黒区民センター等整備・運営事業について)