2026/7/1
2027年3月31日までに400冊読む修行🏋️♀️
現在 336/400冊
題名 『社会的養護入門』
所感「本来は子どもを守るはずの施設や里親家庭でも虐待が起きることがあり、2019年度には全国で290件もの届け出のうち94件が実際に虐待だと認められて、その中では大舎制の割合が高い児童養護施設が最も多かったそうで、だから子どもを預けた先でも日頃の見守りや外部からの評価が本当に欠かせないことなんだと感じました。」
📘本の概要📘
本書は、親と一緒に暮らせない子どもを社会が育てる仕組みについて、その考え方や歴史、施設の種類まで幅広く説明した1冊です。
まず、子どもが社会的養護(簡単に言うと、親に代わって社会が育てる仕組み)を必要とする理由を見ると、虐待が最も多くなっています。2018年の調査では、児童養護施設で暮らす子どものうち、虐待を受けた経験のある子どもは65.6パーセントにのぼります。昔の孤児院のように親がまったくいない子どもは少なく、今は父か母のどちらかがいる子どもが9割以上です。つまり、親がいても育てられない状況が中心になっているのです。
子どもを育てる場所にはいくつか種類があります。施設で育てる形では、乳児院が主に1歳より小さい赤ちゃん、児童養護施設が1歳から18歳まで、心に傷を負った子どものための児童心理治療施設、非行などの課題を持つ子どものための児童自立支援施設、母と子が一緒に入れる母子生活支援施設などがあります。家庭で育てる形には、よその家庭で子どもを預かって育てる里親や、5人から6人を養育者の家で育てるファミリーホームがあります。里親には、一定の期間預かる養育里親、専門的な支援が必要な子どものための専門里親、養子縁組をめざす養子縁組里親、親せきが育てる親族里親があります。
本書が大きく取り上げているのが、施設を小さくしていく流れです。昔は1つの建物で20人以上が暮らす大舎制が中心でしたが、今は6人から8人の小さなまとまりで暮らす形に変えています。これは、家庭に近い環境のほうが、子どもが特定の大人と安定した信頼関係を作りやすいからです。義務教育を終えた後に働きながら自立をめざす子どものための自立援助ホームも、近年増え続けており、2019年には全国で193か所になっています。
一方で、本来は子どもを守るはずの施設や里親家庭でも、虐待が起きることがあります。これを被措置児童等虐待(簡単に言うと、預けられた先での虐待)と呼びます。2019年度には全国で290件の届け出があり、94件で虐待が認められました。種類で見ると身体的な虐待が63パーセントと最も多くなっています。そのため、これらの施設は2012年度から3年に1回以上、外部の人による評価を受け、その結果を公表することが義務づけられています。本書は、こうした仕組みと現実の両方を、ていねいに知ることができる、社会的養護の入門にふさわしい内容になっています。
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【ルール】
①本の読み返しOK(カウントは2回まで)
②挫折禁止の為、宣言と公開
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