2026/6/12
2027年3月31日までに400冊読む修行🏋️♀️
現在 332/400冊
題名 『地政学が最強の教養である』
所感「ロシアの国土は日本の45倍ですが6割が永久凍土で、190近い少数民族を抱え14の国と国境を接しています。その条件の中に自分を置いて考えるのが地政学の本質で、だから相手の行動が予測できるようになるのだと感じました。」
📘本の概要📘
世界の有力な投資家やビジネスリーダーが今最も注目する学問があります。地政学です。ロサンゼルスで毎年開かれる世界最大の投資・金融国際会議「ミルケン会議」には70以上の国から約3000人が集まりますが、地政学に関するパネルは毎回満員です。レイ・ダリオ氏はその会議で代表的な登壇者の1人で、世界最大級のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」を運営しながら、地政学と歴史を使って長期トレンドを分析しています。
では、地政学とは何でしょうか。本書はそれを「その国の元首になるロールプレイングゲーム」と定義しています。価値判断をいったん脇に置いて、その国の地理的条件の中に自分を置き、どう行動するかを考える思考訓練です。
この思考の核心になるのが6つの要素です。国の地理が決まれば、気候が決まります。気候が決まれば、周辺国との関係が決まります。そして民族性、産業、歴史、統治体系も地理に強く規定されます。たとえば産業革命が西欧と日本でしか広まらなかった理由は、封建制度が生まれた条件が揃っていたからです。豊かな土壌、豊富な水資源、緩やかな分権的統治、騎馬民族の不在、この4条件が揃わなければ起業家精神は育まれなかった、と本書は指摘します。
日本の状況も地理から分析できます。海に囲まれた島国である日本は、陸続きの国と国境を接しない唯一のG7加盟国です。これは守りやすい反面、兵糧攻めに弱い構造でもあります。台湾近辺で何か起きれば、日本への輸入品の多くが遮断されます。また台湾有事が起きた場合のインパクトは、世界1位・2位の経済であるアメリカ・中国と、日本を含む主要な経済大国を巻き込むため、ウクライナ戦争とは規模が桁違いに大きいと言われています。確率だけで判断するのではなく、「確率×インパクト」で評価する必要があります。
シンガポール建国の父であるリー・クワンユー氏は、日本について「課題も解決策もわかっているのに、誰も行動しないのが残念だ」という趣旨の指摘を繰り返し行っていました。本書の著者もその言葉を直接聞いた一人です。地政学は弱肉強食の世界を嘆くためではなく、その現実から目をそらさずに動くための学問です。相手の立場に立ち、自分の判断基準を問い直す、そのための道具として本書は地政学を提示しています。
🎙️YouTube紹介ラジオ🎙️
【ルール】
①本の読み返しOK(カウントは2回まで)
②挫折禁止の為、宣言と公開
#大和市 #大和市議会 #星野翔 #田村耕太郎 #SBCreative

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