本日、文京区都市計画審議会が開催されました。その中で湯島三丁目北東地区の北側の再開発について完成予想図等が初めて示されましたのでご報告します。100近くの地権者が集まって土地を統合し、実質的に1つ(とても小さいものを数に入れると3つ)の建物にまとめる第一種市街地再開発です。事業協力者として三井不動産レジデンシャルが入っています。

敷地の図をご覧ください。春日通りが本来の都市計画に従って北側に5m拡幅されます。その結果、B-1とB-2と書かれた地区に小さな区画が残りますので、そちらは小型の商業となります。メインはA地区です。貫通道路と書かれているのは単に通り抜けができるということで公道ではありません。A地区は1つの建物になります。現状は飲み屋など小さな雑居ビルが建ち並んでいる場所なので大きく変わります。


完成予想図も初めて出ました。容積率を1000%まで引き上げ、高さ170mのビルを建てます。階数は40階想定です。住宅の総戸数は350-400戸。住宅(高層)は分譲の方針らしいです。住宅(低層)も分譲想定ですが地権者住戸も入ってきそうです。宿泊施設については大きい方(25階分くらいある)は三井が確保し運営すると思われます。街の姿が大きく変わりそうです。

今後のスケジュールとしては、2026年度中に都市計画を決定・変更する見通しです。都市計画審議会の一員として重要な議決になりますので、心して臨みたいと思います。
さて事業そのものには異論はありません。より良い街づくりを考えて話し合いを進めてきた地権者や区の都市計画部局の努力も素晴らしいです。なにしろこのエリアは治安等々で問題視されることが多いので、その点は大幅な改善が期待されます。区内に数少ない大型ホテルができるのもうれしい。今は椿山荘とドームホテルしかありません。
委員として議員として主張したいこともあります。それは「地権者としての文京区」の立場です。今回、実は事業予定地の中で最大の土地所有者だったりします。8900㎡のうち1200㎡も持っている。なぜかというと地区内にたくさん通っている区道が廃止されるからです。
ですから再開発が実現した後には、区も区分所有者として結構なスペースを確保できる権利があるはずなのです。ただ現状の資料からはその点が読み取れません。委員会内で質問したところではまだ庁内で調整中という感じでした。
床を確保して公共施設を入れ込むのか、代わりに金銭を受け取るのかは地域や行政全体のニーズを踏まえて考えればいいのですが、ちゃんと権利は主張して取るべきものは取ってきてほしいです。補助金も出したりするのでしょうから行ってこいな感はありますけどね。
それから今回の区域外ですが、東にあとワンブロックで中央通りに出ます。せっかく再開発によって春日通りの拡幅が一気に進むので、国や東京都においては東端部分の拡幅の同時施工をお願いしたいところ。でないと最後の1区画(台東区)がボトルネックになって車道を広げることができず、とりあえず途中まで歩道だけ広げておくかになりかねません。この点は区として関係各位に強く働きかけることをお願いしました。