2026/6/19
奈良県議会の「議員の定数および選挙区等検討委員会」において、来春の県議会議員選挙に向けた定数や選挙区の見直しが見送られることになりました。
私は今回の結論について、率直に残念に感じています。
議員定数や選挙区のあり方は、特定の地域や政党の損得ではなく、「一票の価値をできる限り平等にする」という観点から議論されるべき、改革されるべき課題だからです。
人口減少が進む中、奈良県内でも地域ごとの人口構成は大きく変化しています。一方で、議員定数や選挙区は長年の経緯もあり、必ずしも現在の人口実態を十分に反映しているとは言えない状況があります。
私はこれまで、一票の格差の是正という観点から、定数の見直しについて議論を進める必要があると考えてきました。
もちろん、地域の声を県政に届けるという観点も極めて重要です。特に中山間地域では、人口だけでは測れない課題や役割があります。そのため、単純に人口比例だけで結論を出せる問題ではありません。
しかし、それでもなお、時代の変化に合わせて制度を見直していく姿勢は必要ではないでしょうか。
県議会は県民の代表機関です。その選挙制度についても、県民の皆さまに納得していただける説明責任があります。
今回の検討委員会では、定数削減案や選挙区再編案、合区案などさまざまな提案が出されました。しかし、最終的には合意形成に至らず、改正を見送ることとなりました。
選挙まで1年を切る中で、制度変更による混乱を避けるという判断は理解できます。一方で、「結論が出なかったから現状維持」という結果だけで終わらせてはならないとも感じています。
奈良県は今後も人口減少と高齢化が進みます。県議会自身も、その変化に対応していかなければなりません。
議会改革に終わりはないと考えています。
定数や選挙区の問題だけではありません。議会の情報発信のあり方、政策議論の充実、県民の皆さまに開かれた議会運営など、改善すべき課題は数多くあります。今回の見送りは一つの結論ではありますが、議論そのものを終わらせることにはなりません。
改革すべきところは改革する。
県民の皆さまから信頼される県議会であり続けるためにも、私は今後も一票の価値の公平性や議会改革について、粘り強く議論を続けていきたいと思います。
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