2024/10/20
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
「日本の空で日本の飛行機が飛べないエリアがある」と知ったとき、私は衝撃を受けました。
■ 横田ラプコン
多くの人が利用したことがある羽田空港。その離着陸ルートを見ると、ぐるりと大回りしてから関西方面に向かいます。その理由は、横田基地(アメリカ軍)の存在にあります。

在日米軍がレーダー進入管制空域(radar approach control=ラプコン)を設定しており、これが「横田ラプコン」と呼ばれるエリアです。以下のような経緯があるとされています。

【もし横田ラプコンがなければ】
羽田空港から大阪国際空港(伊丹空港)まで、現在50分ほどかかるところを30分程度で飛行できます。
福岡や沖縄も、今より20分は短縮可能です。これにより燃料費が浮き、年間で数百億円規模のコスト削減につながると試算されています
参照:Newsポストセブンより
20分の短縮➡距離に換算するとおよそ20〜40km
一般的なジェット機の燃費は1kmあたり5〜10Lとされるので、1フライトで150〜300リットルの節約となります。仮に1日100便が運航されているとすれば、1日あたり15,000〜30,000リットル。年間にすると5,475,000〜10,950,000リットルの燃料が節約できる計算です。
脱炭素政策で国民に(無意味な)我慢や無理を強いるよりも先にやるべきことあるんじゃないの?
■ 嘉手納ラプコン
沖縄嘉手納基地にも同様にラプコンが存在します。嘉手納基地は以下の場所にあります。

2010年3月31日、嘉手納ラプコンは在日米軍から日本に移管されました。しかし現実には、侵入できない円柱状の空域が残っており、優先順位は依然として米軍側にあると指摘されています。

つまり「形式的には返還されたが、実態は米軍の優先権が維持されている」という状況です。
返還前の図(黄色い円柱エリア=那覇空港周辺)を見ると、上空も米軍管制下であったことが分かります。そのため日本の航空機は、低空飛行でアプローチせざるを得ませんでした。
沖縄の基地問題については比較的知られていますが、羽田空港の運航に横田基地の影響が及んでいることを意識している人は少ないでしょう。
しかし冷静に考えると、首都圏のすぐ近くに「他国の軍事基地」があり、日本の航空機が自由に飛べない空域が存在するというのは、国際的に見ても“異常”なことです。これこそ戦争に敗れた結果であり、「日本という国が分割統治されずに済んだ」と言われればその通りかもしれませんが…。
ただし、それを解決する以前に、まずは日本国民がその現実を“知る”ことが大切だと思います。学校教育でも取り上げるべきテーマではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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