2024/9/18
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
昨日、第3回の川西市人権審議委員会を傍聴しました。
人権行政推進プランの改訂に先立ち、叩き台を委員が確認して意見するという内容でした。これが草案となり、以下のプロセスで確定されると思います。
草案➡議員協議会 or 常任委員会審議
↓
草案➡パブリックコメントの実施
↓
改訂草案➡議員協議会
↓
完成
■ 基本計画の重要性
行政は基本的に計画をもとに行動します。私は本計画に「ワクチン未接種者に対する人権侵害を文言として入れ込むべき」だと一般質問等で主張しました。その結果がどう扱われるか確認すべく傍聴してみました。
まず、事務局は説明の冒頭にて、「議会にてワクチン未接種者に対する人権問題を追加すべきとの意見がありました。その点も含めて審議願います」とありました。これを聞いて、驚きと感謝の念を抱きつつ一般質問で取り上げてよかったなと感じました。
(自分という存在が行政に関わるんだと、当たり前のことですが会派にも入っていない私にとっての正直な印象)。
未接種に対する人権問題については、他市では条例も作られたり、それなりの動きを示しているところがありました。しかし、川西市では当時アクションを起こしていませんので、計画に入れ込むことで同様の事案を繰り返さないようにする必要があると考えました。

しかしながら、事務局の問いかけに対する委員会での議論は、特になされませんでした(➡なんでやねん)。
むしろちょっと意図と違う感想を述べる方もおられ、「あ~~、これは知らんな?」と改めて感じました。とまれ、それは加えるべきではないという議論にはならず。委員会後、よく発言されていた委員の方に声をかけ、ワクチン未接種者に関する意見交換をしました。
私「ワクチン未接種者に対して、就職活動や職場での不当な扱い、同調圧力や生活のために泣く泣く打つなど、差別的対応および人権侵害があったことをご存じですか?」
委「知っています。今回は追加されると思いますよ」
私「いえ、議論になっていなかったので知らないものかと。私はカテゴリも分けるべきかなと。感染のカテゴリでは、対象は感染者ですが、ワクチン未接種者は、体質にしろ考えにしろ、選択しなかったというだけの人間です。それが差別的な対応を受けるのはどうかと思うのと、今後繰り返さないために、予防接種というカテゴリにした方がいいかなと」
委「細分化することで、逆に差別を生むこともあります。そこは慎重にすべきだと思います」
私「なるほど」
委「また、ワクチンを打たない人については、世界でも裁判事例がありますし、どんどん変わっているのでは?」
私「それは少し異なります。海外では接種義務だったので、裁判に訴えれますが、日本はあくまで努力義務だったのです。」
委「そうか!確かにそうですね。」
私「だから、条例やこのようなプランなどに盛り込むべきだと考えました。」
委「すごく理解できました」
みたいな会話をしました。計3回の審議をされるようですが、とにかく文言を入れてもらえるように動くとともに、このように委員の方とも意見交換をすべきだと思いました。テレビ新聞などでは伝わりにくく、そもそもワクチンへの効果を絶対的に信用している人にとってピンとこないんだと思います。お話した方はクレバーな印象でしたが、年配の方はやはりこの観点が抜けきっているように思えました。
その他、委員会では以下のような意見が交わされていました。
(同和問題)
出身地を聞くなど最近、就職に関する面接の問題が再び湧き出ていると聞いています。
➡それは差別ためなのか、そんなことをそもそも気にせずに質問しただけなのかがよくわりませんね。
同和問題の扱いが年々少なくなっている
➡問題がないってことは良いことじゃないの?。
(内部通告者)
直近の事例から、内部通告者の人権が守られていない。追加すべき。公務員も守られない。
➡うーん、こういうのはもっと前から問題になってたと思うのだけど。
(積極的平和)
積極的平和という言葉は、イメージと異なる認識を持ってしまうこともあるため注釈を設けるべき。
※「消極的平和」というのは、何もせずに平和という意味で、「積極的平和」という概念については、ノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士によれば、戦争のような直接的暴力のみならず、差別や貧困などの構造的暴力、さらにはそれらを正当化する文化的暴力を克服する過程と定義されている。一時期、岸田首相が積極的平和主義という言葉を、全国戦没者追悼式で使わなかったことがニュースになるというところから、国会でも質問主意書などが似た内容が提出されている。もっと質問することあるでしょ^^;
(数的目標)
事務局より人権プランには数的目標がない。関東の方にはあるが近隣にはないため盛り込んでみた。数的目標を盛り込む意味や意義を記載すべきと意見。
(カタカナ多い)
ノーマライゼーション、インクルージョン・・・日本語で書けないのか。カタカナをすぐに入れるから注釈も多くなる。
➡本当にそのとおり。文案を読むとやたらカタカナが多くてくらくらする文章です。
(多文化共生)
言葉がわからないことが問題。行政が市民に言葉を教えるべきだ。文化を認め合えない。
➡言葉自体は翻訳機能が充実しているので大きな問題とはならなくなるだろう。一方、文化の壁はそれではなくならない。日本の文化をしっかり教える必要はあるし、それは国として行うべきでしょう。
(パラドックス)
人権教育をされている人ほど、ハンセン病への忌避感が強くなるというデータがある。という文言について。これをプランに書いてしまうと、教育や啓発という主目的から外れてしまうというか違和感を覚えてしまう
➡これは教育や啓発するほど、差別感が増してしまうというパラドックス。ありそうだな~と思いつつ、そのようなデータがあるようです。ちょっとおもしろいですね。パラっと調べてみたら同和問題でそんな状況になったようです。正しい知識、情報は重要だけど、それを受け取る側の気持ちが追いつくかは別問題という点は、ワクチンにしろコロナにしろ重要な観点かもしれない。
(フェイクニュース)
教育長より指摘。昨今だとAI画像、動画によるフェイクニュースも問題となっている。インターネット、SNSに関する人権問題に追加すべきではないか。
教育・啓発と差別意識のパラドックスはおもしろいと思う。少数者の意見があまりに不合理で、理不尽であっても優遇された場合、静かな大多数、いわゆるサイレントマジョリティーは不快感を抱いたりすることもあります。また、マジョリティの中でも分断の種となりえます。こんなこと考えているとカタカナ語が多くなりますね笑。
こんな感じで意見が交わされました。○○という研究によれば、とか、○○というデータがあってとか、そんな専門的な議論を期待していましたが、終始一般論だったような印象でしたね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
ご意見・ご感想はこちらまで↓
takuya_nagata_1026@yahoo.co.jp
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
各種SNSもフォローを宜しくお願いします。
エックス(旧ツイッター)
Facebook
インスタグラム
LINEオープンチャット(ニックネームで参加可能)
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>【傍聴報告】 川西市人権審議委員会:第3回