2024/8/6
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
1945年8月6日に広島、9日に長崎にアメリカの原子爆弾が投下されました。
被害に遭われた方々に、謹んで哀悼の意を表します。今日は原爆についてのお話しです。
■ 原爆の仕組みと公開された文書
「落とされた2つの原爆は種類が違った」このことはご存知の方も多いと思います。広島型は「ウラン」を使用しており、長崎型は「プルトニウム」を使用しています。技術的には、プルトニウムを使用する方が難しいとされています。
臨界量とは、核分裂を引き起こすため最低量を言い、リトルボーイでは64kgのウランが、ファットマンでは6.2kgのプルトニウムが圧縮して使用されました。技術的に簡易なもの(広島)から高度なもの(長崎)へと、まさに実験のようです。
参照:被災範囲等はこちらを

■ 中性子発生器:イニシエーター
上記図中に、「中性子発生器」とさらり書いてあるだけでは分かりにくいと思いますが、核分裂の初まりには「中性子」が必要です。中性子が原子核にぶつかると、ウランやプルトニウムの原子が崩壊し、エネルギーと新たな中性子を放出します。その中性子がさらに他の原子にぶつかって核分裂を引き起こし、この連鎖反応で発生する膨大なエネルギーを爆弾として利用したのです。
では、その起点となる中性子…どうやって作りだしているのでしょうか?
中性子はポロニウムとベリニウムを使えば以下のような装置で生み出せます。イニシエーターとしてポロニウム-ベリリウムシステムが原子爆弾でも採用されました。

■ キノコ雲はなぜあのような形に?
空中での核爆発により火球が生まれます。周囲の空気を一気に温めるため、気球のように上昇気流が発生します。火球は徐々に上空へと昇り、地上の空気は火球に吸い込まれていきます。上空にあがるほど気圧がさがるため、火球に吸い込まれた空気が冷えて雲状となり、膨張することでキノコのような形となります。
これは高熱があれば発生するので、ガソリンの爆発や火山噴火でも見られる現象なのです。

■ 公開された文書
広島・長崎の2か所に原爆が投下された後、アメリカは3発目も予定していました。さらに、継続して使用可能であることが記録として残っています。戦後に公開された「ハイドパーク覚書」には、フランクリン・ルーズベルトとウィンストン・チャーチルのサインがあります。
《but when a “bomb” is finally available, it might perhaps, after mature consideration, be used against the Japanese, who should be warned that this bombardment will be repeated until they surrender.》
(爆弾が最終的に使用可能になった時には、熟慮の後にだが、多分日本人に対して使用していいだろう。なお、日本人には、この爆撃は降伏するまで繰り返し行われる旨、警告しなければならない)
つまり、「the Japanese」には使ってよい、ドイツではなく日本人がターゲットだったことがわかりますね。そのうえ、ジョージ・C・マーシャル図書館に保管されている電話会議記録には、8発以上の原爆投下を計画していたこともわかっているそうです。
東京大空襲や原爆などは、軍事施設の破壊や軍人同士の戦いではなく、民間人を対象とした戦闘行為であり、それを”虐殺”と言います。降伏するまで非戦闘員を殺して良いというルールはないはずです。
私たちは同じ過ちを繰り返さないために、戦争をどう回避するか、そして巻き込まれた場合にどうやって負けないようにするかを考えていかなければなりませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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