2024/8/4
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
国崎クリーンセンターは、川西市・猪名川町・能勢町・豊能町の1市3町で運営するごみ処理施設です。ここには「ゆめほたる」という啓発施設が併設されており、ごみ問題・SDGs・環境問題等を学べる場となっています。
運営はトータルメディア株式会社に委託され、税金でまかなわれています。先日、その啓発事業の講座を見学し、担当の方々と意見交換を行いました。
■ 税金使う必要ある?
「ゆめほたる」は常勤6名、非常勤7名の体制で運営され、啓発費として年間に約6,500万円の予算が投じられています。ごみ処理費に比べれば微々たる金額ですが、令和11年まで契約済みで途中解約はできません。
本当に必要な支出なのでしょうか…。

■ 啓発イベント
イベント内容は、森の中のヨガ、フリーマーケット、子ども科学実験、レザー小物づくりなど…楽しそうではありますし、スタッフの方も熱心に取り組まれているとは思います。バードウォッチングやコーヒーの淹れ方など、個人的にめっちゃ興味があります。
参照:森の泉(啓発施設の広報誌)
■ 見学したイベント
この日は「親子で光と折り紙~ワイヤレスLEDを使ったワークショップ~」を少し見学しました。冒頭にエネルギークイズ(「一番多い発電方法は?」など)が出題されていました。まぁ、あれですわ、自然エネルギーバンザイの方向です。
同日、ヨガ参加者が30人ほど、楽しそうに活動していました。障害のある子どもたちのデイサービスでしょうか、啓発施設に来られて自由に過ごしており、雰囲気は和やかでした。

ワークショップの参加費も安く、のんびりした雰囲気は私も嫌いではありません。しかし、それが税金を使用した啓発事業となると、少し疑問が残ります。
■ 評価を考える
所長さんにお伝えしたのは「評価の仕方」です。現状は「来場者数」で成果を測っていますが、それでは単に人を集めれば良いことになってしまいます。アンケートも「とてもよかった」など感想中心で、安価な参加費であれば悪く書く人は少ないでしょう。
私は「新しい気づきはあったか?」「学びはあったか?」といった設問を加えるべきだと提案しました。啓発の目的は、意識変化による行動変容です。数値化は難しいにせよ、参加者の“学び”を測る方が本質的ではないでしょうか。所長さんも「一考の余地がある」と真剣に受け止めてくださいました。

■ 啓発の対象は大人
見学したワークショップのクイズでは「火力発電は何を燃やしている?」に対し答えが“石油”でした。しかし、日本の火力発電の主力は石炭とガスで、石油はむしろ少ないのです。完全にイメージだけだなと感じました。
子どもには簡単で良いですが、大人向けの資料も用意すべきです。例えば石油の輸入ルート、ホルムズ海峡や紛争リスク、喜望峰経由のコスト増など、地政学的な背景も伝えれば“大人も学べる啓発”になります。
■ 吉本いるか?
SDGsに関連した小ネタを、吉本芸人さんが早口言葉にして表現しているコーナーがありました。こちらはクリーンセンターが選んだのではなく、トータルメディア社の選択と提供によるものですが、これで一体何を学べるんでしょうか。調べてはいないので、断言はしませんが、まさか公金使われていませんよね?
展示コーナーでは吉本芸人が早口言葉でSDGsを語る企画がありました(トータルメディア社が選定)。ボタンを押すと芸人の声が流れる仕組みですが、正直これで何を学ぶねん。まさか公金が使われていないでしょうね?
参照:早口言葉 SDGs身近に

むしろ「ごみを道に捨てない」「お天道様が見ている」「おかげさまの精神」といった昔ながらの生活の知恵を伝える方が、よほど価値があると思います。
8月9日の令和6年第2回猪名川上流広域ごみ処理施設組合議会(定例会)にて、令和11年まで続くこの啓発事業を少しでも有意義なものとするため、私からも指摘や提案を行う予定です。本当に必要な税金の使い方なのか、今一度検証が必要だと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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