2024/4/30
こんにちわ。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
2022年11月23日、初めての市政報告会では、市政以外に「日本人とお米」というお話しもしました。
参照:第1回市政報告会資料
■ 言葉とお米
国史啓蒙家である小名木善幸氏の受け売りです。
なぜコメと言うのか…、所説あるとは思いますが、君が代の歌詞に「コケが産(む)すまで~」とあります。産す=うまれる・育つ、これに男を表す【子】がつくとムスコ。【女】がつくとムスメとなります。
息子、娘はもともと生命の誕生と成長を表しています。その成長に欠かせないものとして、コとメが合体して「コメ(米)」になったそうです。そして命を支える根っこだから「イネ(稲)」となります。
婿と嫁、男と乙女、彦と姫…これらもすべて末尾がコとメですね。大和言葉は1文字の音に意味を持っていたとのことですから、米は「単なる食料でなく文化である」というのは間違いなさそうです。言葉は不思議ですね。
■ 天皇とお米
初代天皇である神武天皇は、奈良県の橿原にて日本を建国しました。
建国の詔(皇紀元年2月11日)の一文に「まことによろしく皇都(みやこ)をひろめひらき大壯(みあらか)をはかりつくるべし。」とあります。都(みやこ)の語源は、小名木善行先生曰く、次の通りであると。
当時、保存可能な主食は米ぐらいです。日本列島は地震や水害などの自然災害が多かったため、食糧確保が最優先であり、各地で米を持ち寄って屋根のついた蔵に集めていました。神社が米の保管場所であり、高台にあり何百年と崩れていないことを鑑みると、結果的に「自然災害に強い場所を選んでいた」と納得がいきます。
それが「みやこ」の本質であり、いかに米が重要視されていたかがわかります。その名残なのか、昭和44年までは収穫された新米はすぐに備蓄され、市場には主に古米が流通していました。

■ お祭りとお米
現在、11月23日は勤労感謝の日となっていますが、元々は「新嘗祭(にいなめさい)」、最も重要な五穀豊穣を祝う祭りでした。
なお、神嘗祭(かんなめさい)は神社にとって、新嘗祭は宮中(天皇)にとって最高位の祭祀となります。せめて学校ではこのようなことを教えるべき。
お祈りする理由を見れば、一番力を入れたくなるのは五穀豊穣の収穫を祈る祈年祭じゃないでしょうか?
しかし実際には、収穫できたものを神と食すという行為を最上級とし、自然(神)に「感謝」を伝えることに一番重きを置いているのです。なんとも日本的で独特な文化だと私は感じました。

2000年以上、少なくとも1688年から途絶えることなく続いていることは日本の自慢ポイントです。お米は日本人にとって単純なカロリー摂取のためだけではない。
昔はどの国でも食料=命だったわけですから、食事と文化は強く結びついています。食育というならば、まずもって日本人がなぜお米を大切にしているのか、から始めることが大切じゃないですかね。そして農産者、親、神様に感謝して「いただきます」と言いたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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