2024/4/28
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
他市で街頭活動にいたときに、「もう地球が壊れようとしてるんだよ…」とご高齢の方から警告を受けました。「根拠は何ですか?」と聞くと、気候変動(温暖化)だと言うのです…。
気候変動といえば、「昔はこんなに台風が多くなかった」とか「被害は少なかった」とか言う方いますよね…実は大きな勘違いかもしれませんよ。

■ 実は、昔の方が気温が高かった
そもそも、昔はもっと気温が高かった時代がありました。平安~鎌倉時代あたりですね。
「最近の気温が上がっている!!」というグラフは、長い地球の歴史の”端っこ”だけを使って、あたかも世界の終わりかのような説明をしています。
屋久杉から得られた炭素14(半減期5730年)の放射性同位体比と、年輪からの二酸化炭素濃度を用いて平均気温を計算しています。なお、海水面温度も同様の傾向です。

■ 台風は増えている?減っている?
結論から言いますと、台風は昔のほうが多く、そして強い時もありました。
なお、2021年は図のとおり上陸した台風がゼロという珍しい年でした。報道で「最大級」という言葉が頻繁に使われることで、実際よりも危険が増しているかのような印象がありますが、実際のデータはこうなっています。

■ おまけ:炭素14の話
炭素には、通常の安定した炭素12(中性子6・陽子6)のほかに、放射性同位体である炭素14(中性子8・陽子6)が存在します。炭素14は不安定で、放射線を放ちながらゆっくりと崩壊し、半分の量になるまで約5,730年かかります(半減期と言います)。
炭素14は大気中で二酸化炭素の一部として存在し、植物は光合成によってこれを取り込みます。
実はこの炭素14は、大気中の窒素14(中性子7・陽子7)が宇宙からの放射線を受けて変化することで生成されます。
時間がたつと炭素14はベータ崩壊を起こし、再び窒素14に戻ります。
この炭素14の量を木の年輪などから測定すると、過去の宇宙線量、ひいては太陽活動の強弱がわかります。
太陽活動は気候変動と密接に関係しており、このデータを手がかりに過去の気温を推定できるのです。

台風被害は決して軽視すべきではなく、最悪の場合は命にかかわることです。しかし、「世界の終わりだ」のように極端ことを考えるよりも、まずは飲料水・食料品の備蓄など、災害への備えをしっかり行うことが大切です。これが「自助」であり、怠ってはいけないと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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