長田 たくや ブログ

ごみ処理施設組合への質問に向けて② ーびんの単独収集を再検証すべきー

2026/1/25

兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
みなさんがお住まいの地域でも、びんの回収は行われていると思います。川西市では、びんを単独で収集し、かつ3色(無色・茶色・その他)に市民が分別しています。

そこにフォーカスを当てますと、びんのリサイクル売価の現実を知る必要があります。また、単独で収集するためのコスト増も考えなければなりません。市民の負担はやはり減らすべきです。


びんの回収
容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律に基づく容器包装廃棄物の分別収集に関する省令には、次の規定があります。
「無色のガラス製の容器、茶色のガラス製の容器及びその他のガラス製の容器に区別されていること。」

分けること自体は法律で定められていますが、「誰が分けるか」までは書かれていません。他の自治体では、回収後に施設側で色別選別を行っています。一方、川西市では市民が3色分別を行っています。ただし、結局市民が分けているものですので、もう一度手選別をしているのが現実です。

回収方法の現状
令和 6年 第2回定例会(第1号 8月 9日)

どれほどの自治体が、市民にびんの色分けを求めているのか?

兵庫県(41市町)
・色別収集:23市町(川西市・猪名川町を含む)
・混合収集:18市町

大阪府(43市町村)
色別収集:3市町(豊能町・能勢町を含む)
・混合収集:40市町村

なお、混合収集している自治体は、全てクリーンセンター内、または外部の委託事業者において色別の選別が行われているとのこと。

兵庫県ではやや多いものの、大阪府ではほとんど実施されていません。大阪出身の私としては、「他の自治体も同じように市民分別しているのだろう」と思っていたので、少し意外でした。

調査している論文があった
びんの回収方法について、
・単独回収(色分けなし)
・色分け回収
・缶などとの混合回収
を比較調査した論文があります(平成25年とやや古いですが)。
参照:全国自治体のガラスびん資源化収集の現況と事例研究  報告書 

意外にも、色分け回収を行っている自治体が一定数存在しているのですね。論文では、混合収集とのコスト関係についても論じられていました。

混合で回収すると「びんが割れる」ことでリサイクルできない残渣が一定数発生します。一方で、収集費用は圧倒的に抑えられます。ウェイトとしては小さいですが、生きびん売却高、すなわちリサイクル業者への売却額。これがますます減っているのです。

びんの価格、めっちゃ安いやん問題
先に紹介した論文での調査は平成23年などそのあたり。実はこのびんの売却額が年々減少しています。
データは国崎クリーンセンターのごみ処理年次報告書から抜粋しています(リンク)。
【令和6年度】
茶色びん:
収集量 267.32 トン
売却費 44,097 円(約 165 円/t)
➡1年間で5万円以下ですよ^^;正直目を疑いました。

無色びん:
収集量 479.5 トン
売却費 105,485 円(約 220 円/t)
➡少し前まで30万円。今では半額以下となっています。

その他の色のびんはリサイクルできません。結局、廃棄することになるのです。
令和6年での収集量:
茶色 267 トン
無色 479 トン
その他 324 トン➡リサイクル不可

売価が安いということは、単独回収により増加したコスト回収に寄与しないことを意味します。つまり、缶などと混合収集して残渣が発生したとしても、総コストが下回れば市民負担は軽くなる余地がある、ということです。

アルミ缶は高価値
ちなみに、アルミ缶やスチール缶。特にアルミ缶はものすごいですね。桁が違います。
【令和6年度】
アルミ缶:
収集量 106 トン
売却費 約 3150万 円(約 297,058 円/t)

スチール缶:
収集量 178 トン
売却費 約 983万 円(約 55,064 円/t)

これだけ差があれば、分別する価値も実感しやすいですよね。しかし、こうした情報が十分に共有されないまま、市民は分別を求められています。個人的には、色分けを含め、びんと缶を分けて収集すること自体の合理性について、改めて検証が必要ではないかと考えています。


びん回収に関しては、再度コスト面からもう一度検証するよう質問しようかな。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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肩書 薬剤師で市議会議員
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