2025/12/30
兵庫県 川西市議会議員(薬剤師) #長田たくや です。
大阪の大動脈である 淀川。この川がどのように制御され、人々の生活を守っているのか。

毛馬出張所を訪れ、実際の施設を見学してきました。
■ 淀川を守る
大阪を流れる淀川。
琵琶湖から海へと流れる唯一の川で、瀬田川→宇治川→淀川と名前を変えながら大阪湾に向かいます。


この広大な川は、氾濫との闘う治水の歴史そのものでもありました。
その歩みは、見学先の国土交通省近畿地方整備局(淀川河川事務所)のページにて詳しく説明されています。
参照:古代から現代までの淀川の歴史
今回は、その現場である毛馬出張所を訪れました。

■ 川を制御する
施設の役割を理解するため、まず位置関係を確認します。

施設の全体図はこちら
・淀川大堰(おおぜき)
・毛馬(けま)排水機場

■ 淀川大堰
川の流れと水位を制御する施設です。

大阪湾と淀川下流は、高低差があまりなく、海からの水が逆流しやすい構造となっています。
そのため、淀川大堰は潮位の影響を受けないよう調整しています。
■ 毛馬排水機場
もう1つの施設が毛馬排水機場です。
こちらは特に災害時対応の役割が大きい施設です。

淀川の支川には 大川(旧淀川) があります。
通常、淀川大堰で調整された琵琶湖由来の川水によって水位が保たれています。
しかし、大雨や高潮で潮位が上昇すると、海水が逆流・氾濫するリスクが生じます。
下流側の水門を閉じて海水をせき止めるのですが、そうすると大川が容量オーバーになってしまいます。
そこで、毛馬排水機場がポンプの力を使い、大川の水を淀川に排水するのです。
■ 現場の写真
毛馬排水機場のポンプ施設の上には建屋があり、そこにある講義室にて説明を受けました。
コントロールセンターも併設されています。
当日はポンプの点検整備日で、時折、騒音や振動が伝わってきました。
説明の方が曰く、とてもレアな日だそうです。

整備中のため、ポンプ施設を間近で見ることはできませんでした。
淀川大堰にも入ることができました。

川をせき止める大きな施設です。
現在、淀川大堰に船の通り道(閘門:こうもん)を建造中です。

閘門とは、水位の違いのある河川などで船を上下させて通過させる門のことです。
毛馬排水機場には、すでに船が通行可能な通り道(毛馬閘門)があります。

一見すると、ただの大きな通路やコンクリート構造物にしか見えない施設も、実は自然の驚異から人々を守り、飲み水の確保にも寄与する、生活に欠かすことのできないインフラであることがよく分かりました。
高槻市議会議員の小森さんよりお誘い頂き、こちらの見学をさせていただきました。
貴重な体験ができて良かったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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