長田 たくや ブログ

「消費税=預かり税」は勘違い。利益ゼロでも払う“第二の法人税” 【賃金アップのボトルネック】

2025/11/10

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
本日は大阪府泉大津市の南出市長にお会いしました。先進的なことをやられている自治体で、本当に参考になります。さて、話は変わって、消費税について書いてみました。

多くの人が「消費税は預かった税金を国に渡しているだけ」と思っています。
しかし実際には 預かり税ではなく、企業が負担する税 です。
利益がなくても、赤字でも払う。これが消費税です。


■ 勘違いする理由
私も含めて、多くの人が 「消費税=消費者が払って、企業は預かって国に渡す」 と誤解しています。
①レシートに”消費税10%○○円”と表示がある
②会計用語に”仮受消費税・仮払消費税”がある
③国が”公平な税費負担精度”と宣伝してきた

これらが影響していると考えられます。

■ 消費税と法人税
理解するために少し具体例を考えてみました。素人なのでアホみたいな例え話ですが、少しでも理解につながればと思います。

【身一つで商売をしてみた】
自分が吐いた空気を売りました。
売り上げが1000万円ありました(消費者が支払ったお金全部)。
利益は、そのまま1000万円ですね。
法人税:1000万円にかかる→30%と仮定、300万円を国に納める。
消費税:1000万円→10%の100万円を国に納める。
手元には、1000-(300+100)=600万円が残りました!
これをベースに考えます。

【人件費だけ発生】
自分ではなくて、社員が吐いた空気を売りました。
売り上げが1000万円ありました。社員に300万円の給料を支払いました。
利益は、700万円ですね。
法人税:700万円にかかる→30%で210万円
消費税:1000万円→10%で100万円
手元には、700-(210+100)=390万円が残りました。

【仕入れ費用だけ発生】
自分が吐いた空気を「特別なボンベ」に入れて売りました。
売り上げが1000万円ありました。ボンベ費用が300万円でした。
利益は、700万円ですね。
法人税:700万円にかかる→30%で210万円
消費税:売上1000万円→10%の100万円ですが、支払ったボンベ費用300万円にも消費税が含まれているのだから、その10%の30万円はすでに国に支払っていると考えます。そこで、100-30=70万円を国に納めることになります。
手元には、700-(210+70)=420万円が残りました。

このように比べますと、人件費の割合が多い事業ほど、手元にはお金が残りにくいことがわかりますね。

【人件費と仕入れ費の要素を追加】
社員が吐いた空気を特別なボンベに入れて売りました。
売り上げが1000万円。ボンベ費用が150万円、社員の給料が150万円。
利益は、700万円ですね。
法人税:700万円にかかる→30%で210万円
消費税:売上1000万円→10%の100万円、仕入れたボンベ費用150万円の消費税15万円を差し引いて、100-15=85万円を国に納めることになります。
手元には、700-(210+85)=405万円が残りました。

【売り上げが激減してしまった場合】
社員が吐いた空気を特別なボンベに入れて売っていましたが、さすがに飽きられました。
売り上げが300万円に下落。ボンベ費用が150万円、社員の給料が150万円はそのまま。
利益は、0円になってしまいました。
法人税:0円にかかるので”なし”
消費税:売上300万円→10%の30万円ですが、30-15(ボンベ消費税分)=15万円を国に納めることになります。
手元には、0-15=▲15万円で赤字となりました。
赤字を解消するには、社員の給料を削るしかなく、135万円に減額となりました。

【消費税0%の世界】
社員が吐いた空気を特別なボンベに入れて売りました。
売り上げが1000万円。ボンベ費用が150万円、社員の給料が150万円。
利益は、700万円。
法人税:700万円→30%で210万円
消費税:なくなった!やった!ゼロ円!
手元には、700-210=490万円
消費税があったころと比べると85万円を設備投資や人件費に回すことができます。国が使わずとも、企業や働く人が自由に使えるお金が増えることで、そのまま経済活動になるのです。

1989年までは消費税がゼロだったんだけどね。


消費税は賃金アップのボトルネックであり、売上低迷時に利益がない場合の重しとなり、それが人件費削減=リストラに直結するということがなんとなくわかりますよね。特に、人件費型産業ほど消費税で苦しみます。

消費税は、社会保障のうんぬんとありますが、今の過剰診断・過剰医療を是正すべきです。このように考えますと、消費税って本当に面倒な税金なのだなと感じますね。もっと単純明快な税にしてほしいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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川西市議会議員選挙

肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
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