長田 たくや ブログ

【鳥】 世界渡り鳥デーをご存知ですか? 【キョクアジサシ】

2025/10/11

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
本日、10月11日は、世界渡り鳥デーです。

国際的な自然保護の一日として制定されているものですが、調べてみると、意外にもその裏には“政治的な側面”も見えてきました。今日はその経緯とともに、鳥たちの驚くべき生態についても紹介します。


■ 誰が決めたの?
調べてみると、少し複雑な経緯がありました。

1993年、アメリカのスミソニアン渡り鳥センター「国際渡り鳥の日(IMBD)」を制定しました。2007年以降のIMBDは、鳥類保護と人々のつながりを築くことを目的とした非営利団体、 Environment for the Americasによって運営されています。しかし、活発な活動エリアは、北半球に限られていました。

2006年、IMBDとは別に国連環境計画(UNEP)の下にある「移動性野生動物種の保全条約事務局(CMS)」と「アフリカ・ユーラシア渡り水鳥協定(AEWA)」が共同で、「世界渡り鳥デー(WMBD)」を制定しました。2017年に開かれたCOP12にて、IMBDと正式に統合して、2018年から共通の取り組みに変わったのです。

日本は、CMSと東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ(渡り性水鳥保全連携協力事業: EAAFP)に加入しています。WMBDのウェブサイトでは、渡り鳥に関するイベントがマッピングされており、やはり発祥がアメリカだけに最も活動的ですね。

引用:WMBDイベントマップ

渡り鳥を中心に、世界がまとまるのは素敵なことです。一方、UNEPと言えば、NZBA関連でも出てくる組織ですね。”脱炭素教”に捉われてしまっているのは残念至極です。
参照:銀行のNZBA脱退って何? 【止まるんじゃねぇぞ…】

■ 何をするために?
開催自体は、「5月第2土曜日」と「10月第2土曜日」の年2回開催され、テーマは毎回変わります。
今年のテーマは「共に生きる 鳥たちにもやさしい街と社会をつくろう」です。

アメリカが本場のようで、具体的なアクションが記載されていました。
参照:WMBD in America

大方共感はできますが、現実難しい部分もありますね。でも、「目指していきましょう」と投げかけること自体は意義あることです。

■ やっぱり脱炭素がメイン
WMBD関連のサイトを見ていましたら、温暖化防止のために風力発電自体は否定しないという旨が多いです。「渡り鳥のルートに配慮して…」などと書かれています。しかし、どうでしょうか。風力にしろ太陽光にしろ、現在となっては自然破壊の温床にもなっています。大元があのUNEPなわけですから、環境保全と言いつつも、クリーンエネルギーの幻想から覚めることはできないようです。

多くの鳥が犠牲になっている現状を前に、矛盾を感じないのだろうか。オジロワシは地面の動物を目で追いながら狩りをするため、風力発電のブレードに気づけないこともあると言われており、実際に被害も起こっています。

引用:猛禽類医学研究所

これを見たら、風力発電って地球のためになっているのかね…と思いますね。
参照:北海道におけるオジロワシHaliaeetus albicillaの 風力発電用風車への衝突事故の現状

■ 最も長距離を飛ぶ渡り鳥は?
話は変わりますが、世界で最も長距離を飛ぶ渡り鳥をご存知ですか?

それはキョクアジサシです。 体重100グラム余りのキョクアジサシの小さな体に、最新の小型発信機を取り付けて移動経路を追跡したところ、この鳥は毎年、蛇行する経路をたどりながらグリーンランドと南極の間を往復していることがわかりました。
北極で生まれ、南極で過ごすようです。端っこ好きか?親しみを感じてしまいました^^。

引用:渡り鳥の最長移動距離、推定の2倍

一部の個体では、総移動距離が実に8万キロに達するそうで、寿命が30年を超えることを考慮すると、一生の間に移動する距離はおよそ240万キロに達するそうです。なんと地球と月の間を3往復できる距離に相当するらしい。
参照:南極圏と北極圏を往復飛行するキョクアジサシ、その驚きの生態

まさにグローバルバードですね。非常に効率の良い飛び方をしており、温かい地方では上昇気流をうまく利用しています。飛びながらにして睡眠を取ることもできるそうですよ。飛行に関する研究宇論文がありますが、物理が得意な人なら理解できるかもしれません。私にはさっぱりでした(笑)。
参照:風、地形、空気力学理論に関連したアジサシの飛行生態


鳥を守るための世界的な運動、とても素晴らしいです。一方、脱炭素に捉われるばかりでどちらを優先したいのかわからない部分も感じました。鳥の衝突を理由にするならば、飛行機も危険な乗り物になってしまいますよね。ただし、交通インフラと、理念だけが先行する理想論を同列に扱うことはできません。

理念も大事ですが、現場で起きている現実を見つめてこそ、本当の「共生」が見えてくるのではないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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