長田 たくや ブログ

【川西市】 放課後キッズプレイスって何? 【試行実施】

2025/9/11

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
今日は「放課後児童クラブ(学童保育)」、川西市では「留守家庭児童育成クラブ」と称される事業についてのお話です。

共働き世帯の増加で学童需要が急増し、川西市では約5億円を投じて放課後児童クラブを運営。
待機児童対策として「放課後キッズプレイス」を新設し、柔軟な見守りニーズに対応。
しかし根本は所得・社会保障構造にあり、可処分所得を増やす政策が本質的な少子化対策である。

私自身、母が専業主婦でしたので、保育園や、こうした児童サービスにあまり縁がなく、知識も実体験も乏しい分野です。だからこそ勉強しています。


■ 児童福祉法
留守家庭児童育成クラブは、共働き家庭などで両親が不在の際に、小学校の放課後に子どもを見守るシステムです。
児童福祉法に基づいて設置され、市では「川西市留守家庭児童育成クラブの設置及び管理に関する条例」で定められています。

第6条3項
② 放課後児童健全育成事業とは、小学校に通う児童で、保護者が労働等により昼間家庭にいない場合に、授業終了後に施設を利用して遊びや生活の場を提供し、その健全な育成を図る事業をいう。

※国の呼称は「放課後児童クラブ」。名称を統一してほしいところですね(こういうところから大変)

■ 要件
法律で定められているため、様々な要件があります。
「放課後児童支援員」は、保育士・社会福祉士等であり、都道府県知事の研修を修了した者とされています。
1単位40人(原則)に対し2名体制(うち1名は必ず有資格者)が義務付けられています。
参照:がってん学童
参照:放課後児童クラブ運営指針解説書

■ 約5億円の事業
川西市では放課後クラブに毎年約5億円が投じられています(うち約2億円が市税、残りは国の補助金と利用者負担)。

引用:川西市決算成果報告書

各小学校に設置され、子どもの数が減っているにもかかわらず、登録児童数は年々増加。
直営に加えて民間委託で対応していますが、それでも「待機児童(学童)」が発生しているのが現状です。

■ 受け皿となる施策
こうした状況を受け、市は「放課後キッズプレイス」を導入しました。これは育成クラブとは異なるスキームであり、簡易版の放課後見守り・居場所づくり事業と考えれば理解しやすいかと思います。
法律で厳格に定められた育成クラブよりも緩い枠組みで、学校内で大人の目の届く場所を提供するものです。
参照:令和7年7月14日開始「放課後キッズプレイス」試行実施について

引用:放課後キッズプレイス利用手引き

フルスペックでの見守りは不要だとの利用者ニーズに応じて「少しだけの見守り」を実現し、本当に必要な子どもが入るべき「育成クラブ」の枠を確保し、「真の待機児童」を減らすのが目的です。

一方で、児童福祉へ携わってきた先輩議員たちからは、資格要件を設けていないため責任問題や事故時の対応を懸念する声もあります。また、これまで地域で居場所づくりをしてきた民間団体・ボランティアへの配慮を求める意見もありました。なるほど…

■ データをみていく
たしかに「この日だけ見てほしい」「この曜日だけ忙しい」など、働く方もフレキシブルになっていますから「柔軟なニーズ」が求められるのはわかる気がします。
共働きは増えていますが、フルタイム共働き世帯が爆発的に増えていないところをみるに、「男性1馬力では足りず、補完的に女性も働く」家庭が増加していると考えられます。

引用:令和7年代男女同参画白書

結果、保育所ニーズが急増し、待機児童問題を解決するため保育所を増加。幼幼稚園ニーズ(両親が共働きではない家庭)よりも保育所ニーズ(両親が共働き家庭)が増加し、それらを合体したこども園が増加しました。

引用:保育所等関連状況取りまとめ(令和5年4月1日)

結果、保育の待機児童は減少しましたが、今度は学童の待機児童が急増。
放課後児童支援員のニーズが高まるが、保育士でさえ確保が難しいため、現実はなかなか厳しいようです。

引用:令和4年版 厚生労働白書

こんな状況だからこそ「放課後キッズプレイス」で補完するということですね。

■ 根本はここでは?
女性の社会進出+核家族化で、子どもの居場所を公的資金で整える必要が出てきました。
しかし「自分のキャリアのために働く場合」と「家計のために働かざるを得ない場合」では、同じ“女性の社会進出”でも意味合いが異なるのではないか?

男性の手取りが減り、共働きで世帯収入が1.5~2倍に増えても、社会保障費が倍増すれば生活は改善しません。さらに、保育や学童の費用は税金からも支払われているわけです。根本はここではないでしょうか。

引用:厚生労働白書

長期的には、人口ピラミッドは50年後にある程度正常化するでしょう。だからこそ、

  • コロナ対策での100兆円規模の無駄遣い
  • 高齢者への効果が乏しい予防接種事業
  • 過剰な医療と医薬品使用
  • 無駄な脱炭素政策

こうしたものに予算を使うべきではないのです。50年間は社会保障費とエネルギーコストを抑制し、可処分所得を増やすことで「子どもが小さいうちは一緒にいたい」という親の願いも満たすことで、自然と待機児童・学童問題は軽減されるはずです。

引用:女性の仕事への意識調査。子供が幼少期は「専業主婦が理想=53%」で最多でした

放課後キッズプレイスを理解するうえで、現在の状況をデータをもって見返してみました。
同僚・先輩議員からは9月議会の一般質問でも質疑がありましたので、別途まとめて報告します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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