2025/9/9
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
法務省が出している「犯罪白書」というものがあります。
外国人の犯罪データを見ていましたら、一部は永住者を含む外国人全体、一部は来日外国人に限定と、統計母数が異なり解釈が難しいなと感じていました。そこで、公開されていたデータファイルを発見できたので、独自に分析をしてみました。

■ 本文にあるグラフ
刑法犯全体のグラフ:永住者を含む外国人総数を示す。

罪名別のグラフ:来日外国人※に限定。
※永住者、特別永住者、日本人の配偶者等を除いた在留資格をもつ外国人

同じ「外国人犯罪」でも、指標が異なるのが気になっていました。
■ データから独自に分析
【一般刑法犯】
総数(日本人+外国人)は年々減少していますが、外国人比率は上昇しています。
本文中にあるグラフと印象が異なりませんか?
棒グラフ:日本人を含む総数
折れ線グラフ:外国人比率

一般刑法:住居侵入・文書偽造・有価証券偽造・支払用カード関係・不同意わいせつ・不同意性交等・賭博、富くじ・殺人・傷害・窃盗・強盗・詐欺・恐喝・横領・毀棄・隠匿・その他
【特別刑法犯】
こちらも外国人比率は増加傾向を示します。
ただし、入管法違反については、ほぼ外国人が占めるために比率はこちらの件数に依存します。

特別刑法:風営適正化法・銃刀法・売春防止法・大麻取締法・麻薬取締法・覚醒剤取締法・あへん法・関税法・入管法・その他
【傷害】
総数は大きく変わっていませんが、17年前に比べて来日外国人比率が約2倍に増加。

【殺人】
件数が少ない特定の年で、外国人比率が高くなる年が見られました。

【不同意性交等と不同意わいせつ】
不同意性交等罪(旧『強制性交等罪』。2017年の刑法改正で名称変更)
データ上は強姦から不同意性交等へ変更されているが継続性はあり。令和5年に最大値、外国人比率は過去と比べて約1.5倍に増加。

不同意わいせつ
平成29年以前に単独データがなく、「その他」に内包されていたと思われます。
外国人比率が顕著に増加している様子は見られない。

■ 気づいた点
日本に住む外国人の人口割合は約2.9%。
一般刑法犯では6%近い比率となっており、人口割合を上回る。
特別刑法犯は入管法違反(滞在期限切れ等)が多いため、これを除いて分析する必要あり。
外国人は、労働者や留学生など若年層が多い分、犯罪も犯しやすく、年齢構成比を考慮する必要もあります。しかし、現時点でも「人口割合以上に犯罪比率が高いこと」を直視する必要があります。
今回はとりあえず「総数と外国人比率」での分析でした。
今後は年齢層や入管法違反を除いた場合の分析なども、じっくりやってみたいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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