長田 たくや ブログ

大河川説を覆す!海洋プラスチックの流出源はどこか 【研究論文紹介】

2025/8/19

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
今日は海洋プラスチックごみに関する研究論文をご紹介します。従来の通説を覆す内容で、なかなかおもしろかったので。

参照:More than 1000 rivers account for 80% of global riverine plastic emissions into the ocean


■ これまでの研究
従来の論文では、世界の10〜20か所の大きな川から多くの海洋プラスチックごみが流出しているとされていました。
Export of Plastic Debris by Rivers into the Sea(Schmidt et al., 2017)
River plastic emissions to the world's oceans(Lebreton et al., 2017)

■ 今回の研究
今回の研究では、これらとは異なるデータが示されました。

大規模河川10か所が占める海洋プラスチックごみは、全体の約20%に過ぎないことが判明したのです。

さらに詳細な分析結果は次の通りです。

  • 830本の小規模河川で全体の30%を排出
  • 582本の中小規模河川で25%を排出
  • 211本の中規模河川で22%を排出

つまり、中小規模の河川が全体の80%以上を占めることが明らかになりました。

■ 対策のターゲット
これまで海洋プラスチック対策のターゲットは「大河川」でした。しかし本質は、生活水路を含めた中小規模の河川にあることがわかります。
特に中国・東南アジア地域の中小河川からの流出が多く、ここを重点的に対策しなければならない、というのが今回の研究の重要な指摘です。

■ 海洋プラスチックのためのレジ袋
日本では海洋プラスチック汚染への対策を理由の一つとして、レジ袋が有料化されました。

しかし科学的に見れば、日本国内の取り組みを強化するよりも、実際に排出量が多い地域への支援、特に中小河川を中心に働きかけた方が、地球全体にとっては効果的だと思うのです。

国内でこんなことをして、国民からの搾取を強める…。半分以上が「自己満足」の世界なんですよねぇ。
形式的な対策ではなく、やるべきは「データに基づいた、実効性のある対策」です。


こういった研究論文はシミュレーションが中心で、正直、計算式の詳細までは理解が難しい部分もありますが、素直に論文内容を受け取って解釈しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
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