2025/8/18
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
みなさん「#7119」をご存知でしょうか。
川西市でも令和7年7月11日より運用が始まりました。

■ 救急車を呼ぶべきか
「#7119」は、令和7年7月11日から兵庫県全域で展開を予定している事業です。急な病気やケガで「今診てくれる病院が分からない」「救急車を呼ぶべきか迷っている」などの際に、24時間・年中無休で相談できる救急安心ダイヤルです。
《電話番号》#7119
つながらない場合:078-331-7119
■ 救急車のコスト
東京消防庁が公表しているバランスシート(令和3年)によると、救急出動1回あたりのコストは約45,000円とされています。
(救急事業コスト:285億5,200万円 ÷ 年間出動回数63万件で算出)
■ #7119の歴史と成果
救急車出動の約半数が「軽症」とされ、救急医療の逼迫が課題となっていました。そのため「緊急性が高いか否か」を市民が判断できる電話相談窓口の必要性が高まりました。
2007年、東京都で「東京消防庁救急相談センター」が開設され、短縮番号「#7119」が導入されました。
初年度だけで約6億7,800万円の削減効果があったと報告されています。
参照:The impact of an emergency telephone consultation service on the use of ambulances in Tokyo
全国展開後の効果検証でも、
① 重症率は導入後に増加
② 緊急性なしの利用率は導入後に減少
とされ、本当に必要な救急車利用が増えたことが示されています。

■ 救急件数の増加
全国的にも救急件数は増加の一途をたどっています。

高齢化の問題でしょうか。65歳以上の人口推移を確認してみましょう。

ざっくりですが、救急搬送件数と65歳以上人口の割合を計算してみました。

さらに年齢分布で分析する余地はありそうですが、65歳以上の人口推移を照らし合わせると、2005年時点では搬送率が非常に高く、その後2007年以降に#7119が始まり、不要な出動が問題視され、対応策の導入で少しずつ抑制されてきたのかもしれませんね。
ただ、2024年になったら再び割合が増加しているのです。
■ 川西市の救急件数
川西市の救急件数もホームページで公開されており、その件数をプロットしてみると全国的な動向と同じことがわかります。
救急件数の増加は、市財政の負担増にもつながります。#7119により救急件数がどう変動するかを今後ともフォローしていきたいですね。
参照:川西市火災件数・救急件数

判断に迷う場合はぜひ#7119をご利用ください。
グラフ上に不自然な「凹み」があり、ちょうど新型コロナが猛威を振るっていた時期に救急搬送が減少していることが分かります。外出制限や行動自粛により、救急搬送が一時的に減ったとも考えられますが、逆に言えば病院に行かなくなったため「健康」になったとも考えられます。
一方で、令和4年のワクチンブースター接種時期と救急件数の増加が重なっており、因果関係は断定できないものの、関連性を感じざるをえません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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