2025/7/30
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
マツの伐採が原因で、100羽を超えるサギが死ぬという、とても痛ましい事件が報道されました。
参照:サギ大量死、富山市謝罪 マツ伐採原因 城址公園、すみか失い衰弱か(Yahoo!ニュース)

■ サギがうるさいという理由で
周辺住民より「鳴き声がうるさい」「フンで困っている」などの声があったとのこと。現場の公園は、県庁も市役所も近く、申し出もしやすい環境だったのでしょう。そこで巣となっているマツの木6本を伐採してしまったのです。

■ 人災じゃないか
結果、巣立ちが完全ではない幼鳥たちが、暑さや栄養不足によって死んでしまったのです。なんということでしょう。まさに人災だ。問題は、巣立ちが完全にできていない状態で伐採したことです。本来ならば、事前に県知事への許可申請が必要でした。しかし、幼鳥がいたことに気づかず、申請すら行わなかったのです。
■ 鳥獣保護法
「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」に基づく通達「細部解釈および運用方法について」では、以下のように定められています。
非狩猟鳥獣の営巣している木を、行為者が、営巣木に現にひな又は卵が存在し、その営巣木を伐採することによりそれらが落下し、殺傷する又は損傷を与えることが明白である場合に、それを認識しつつ伐採を行ったときは、行為者が法第9条第1項の許可を得ていなければ法に抵触すると考えられる。
9条第1項は以下のとおり
(鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採取等の許可)
第九条 学術研究の目的、鳥獣の保護又は管理の目的その他環境省令で定める目的で鳥獣の捕獲等又は鳥類の卵の採取等をしようとする者は、次に掲げる場合にあっては環境大臣の、それ以外の場合にあっては都道府県知事の許可を受けなければならない。
参照:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の細部解釈 及び運用方法について
■ ヒナは意外とデカい
これはアオサギの例ですが、「ヒナ」という言葉からは想像できないほど、巣立ち前にはかなり大きな体になっています。参照したページによると、巣立ち直前には自分で採餌できないため、貯め食いをすることもあり、親鳥より体重が重くなることもあるそうです。

こ十分に飛べず、採餌もできない幼鳥たちが次々と命を落としたのです。親鳥からしたら、ここまでやっと育てたのに…って思いますよね。飢餓や暑さに苦しんで死んでいったことを想像すると悲しくなります。
■ 鷺(サギ)の由来
万葉集にも歌があるくらい、むか~しから”サギ”なのです。
池神の力士舞(りきしまひ)かも、白鷺(しらさぎ)の、桙(ほこ)啄(く)ひ持ちて、飛び渡るらむ
名前の由来には諸説あり、「サァー」「ギィー」といった鳴き声に由来するという説もあります(ほんまかいな)。いずれにしろ、富山市職員や地域の皆さんには、せめて黙祷を捧げてほしいものです。
ちなみに、サギも種類がありまして、見分け方のサイトがあったのでご紹介。

住環境も大切ではありますが、同じ生物同士、どうか折り合いをつけて生きていきたいですよね。相手は権利の主張もできないのですから、より温かく見守らねばなりません。人に危害を加える動物でもないのですから。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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