長田 たくや ブログ

高すぎる供託金 【政治参画への障壁】

2025/7/1

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
7月になりましたねぇ。ところで、選挙に出るためだけに「膨大なお金」が必要なことを知っていますか?


■ 供託金制度とは
供託※は、当選を争う意思のない人が売名などの理由で立候補することを防ぐための制度です。一定の得票数を得れば「返ってくるお金」になります。
なお、供託金制度は公職選挙法第92条に規定されています。
※供託の語源は、「供」は「差し出す、供える」という意味、「託」は「預ける、委ねる」という意味を持ちます。つまり、「供託」とは、金銭などを差し出して、それを誰かに預ける行為を表します。 

引用:総務省

主旨は理解できますが、国政選挙に立候補するためには「300万円の現金」が必要となるわけです。選挙期間は17日間で、活動期間を考えても、定職についている人にとっては厳しい現実です。

引用:政治山

■ 弁護士会からも指摘
2022年11月16日で、日本弁護士連合会から意見書があります。
参照:国政選挙における選挙供託金制度について、供託金額の大幅減額又は制度の廃止を含めた抜本的見直しを求める意見書 

立候補しようとする者に対して大きな負担となり、憲法15条1項が保障する国民の権利である被選挙権を侵害するものである。 したがって、現在の国政選挙における供託金制度は、供託金額を大幅に減額するか廃止するなど、抜本的に見直されるべきである。

イギリス:500ポンド(約7万6845円)
カナダ:廃止
ニュージーランド小選挙区:300NZドル(約2万6342円)
ニュージーランド比例代表制:1000NZドル(約7万8807円)
韓国 小選挙区:1500万ウォン(約145万5150円)
韓国 比例代表制(1政党当たり):500万ウォン(約48万5050円)

また、フランス、ドイツ、アメリカなどでも”無料(署名が必要などの条件あり)”となっています。

■ 高額な供託金は政治への参加障壁だ
このような供託金は、金権政治の温床にもなっていないでしょうか。なによりも新規参入を難しくしているとしか考えられません。国連人権委員会でも「CCPR一般意見第25号:第25条(公務への参加と投票権)、公務への参加権、投票権、公務への平等なアクセスの権利(日付:1996年7月12日)」にも次のようなことが書かれています。

“Conditions relating to nomination may not be discriminatory and should be based on objective and reasonable criteria. For example, it is unreasonable to require candidates to pay excessive fees or deposits as a condition of nomination or to require candidates to have extensive support from political parties in order to be registered.”

立候補の条件は差別的であってはならず、客観的かつ合理的な基準に基づいている必要がある。例えば、立候補の条件として過度な供託金を要求することは不合理である

日本は国連の主張を多くの場合受け入れていますが、これに関しては「明確に無視」しているように思えます。

■ 質問主意書(参政党)
令和6年2月には、参政党も高すぎる供託金に関する質問主意書を提出しています。
参照:質問主意書のページ
回答では次のような難解な内容が記されていますが、結論としては「変更の検討はしていない」です。

 御指摘の「特に若年層や経済的に余裕のない候補者に対して不公平な障壁となっている可能性」の意味するところが必ずしも明らかではないが、公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)の定める供託の制度は、真に当選を得る意思がなく、選挙を妨害することや選挙に便乗して自らの名前を広めることを目的とする候補者がみだりに多数立候補することを抑止し、自由かつ公正な選挙の実現を目的として設けられているものであり、金額を含めた当該制度の在り方の具体的な決定は、国会の広い裁量に委ねられていると考えている。当該制度が、憲法第十四条第一項、第四十四条等に違反しないことは、平成十一年十一月十日最高裁判所大法廷判決をはじめとする累次の裁判例において示されていると承知しており、政府としては、「現行の選挙供託金制度における供託金の金額」の引下げを検討したことはない。

現在の国会議員が不利になることは絶対に変えようとしませんよね。
企業献金などに依存せざるを得ないような仕組みは健全ではありません。


こうした制度を放置してきたのも『政治』の責任です。
日本人ファーストの政治を取り戻すチャンスがこの7月にやってきます!
投票に行きましょう!!投票に行かなければ、庶民はもっとしんどいことになります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
選挙区

川西市議会議員選挙

肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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