長田 たくや ブログ

地域貢献する若者の起業家づくり 【地方再生】

2025/6/16

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
地方創生が日本再生のキーだというエルドリッジさんのお話会に参加しました。


株式会社nokosoを経営されている河野 伸太郎さんにお誘い頂き、大和魂寺子屋の勉強会に行ってきました。講師は、長田もお世話になっている川西市にお住まいのロバート・D・エルドリッジさんでした。

講演: 地方創生と地域活性化

日本の地方が直面する課題(人口減少や経済停滞)に対し、地域活性化の重要性を論じる講演でした。新しいハイスクール構想による起業家精神の育成、世代交代の必要性など、具体的な解決策を提示。国の政策と地方の現実の乖離を指摘し、政府依存からの脱却と地域住民の意識改革、誇りの再発見を提唱されていました。

ハイライト

日本の再生は地方創生にある。だから地方に対して、ネガティブな考え方があるが、むしろ日本の地方が元気になれば、日本全体が絶対元気になる。

むしろ地方に接する機会を増やすことによって、この地方にいる方々の魅力、あるいはその可能性に気づくこともできる。そして絶対必要なのことは世代交代。なるべく早く世代交代しないといけない。

結婚、そして子供を産むのは将来に対して希望・夢があるから。お金の問題ではない。
日本ほど資源(人)に恵まれている国はないと思っている。それが活かされていない。
仕事を辞める一番大きな理由は、意見が反映されない。
日本が世界一のもう一つのところは自殺。これがハッピーな社会だったら自殺は少ないはず。
口だけではなく、日本人が自分の国に対する誇り、態度、あとその地方の魅力を再発見してほしい

来日した平成2年(1990年)当時から、人口減や国際経済の影響を受ける伝統的な田舎町の将来を懸念していた。 この経験が後の地方創生への関心に繋がった。

地方創生

日本の再生の鍵であり、教育人材育成、企業活性化、災害復旧、国際交流、町のブランディングなど多角的な要素が関係する。国が様々な政策を打ち出しているが、成功しているとは言えない現状がある。

国家戦略と地方の現実とのミスマッチ:
国がコンパクトシティ化や少子化対策としてお金をばらまく政策を進めるが、地方の現実(人口減が深刻な集落の切捨て、希望や夢の喪失による結婚・出産意欲の低下)とは合致していない。
➡お金をばらまくのではなく、希望や夢を持てる社会環境を構築する必要がある。

一極集中と地方の無理解:
東京への一極集中が緩和されず、東京の住民が地方の現状を全く知らない。
➡一極集中を緩和し、地方に魅力的な生活・仕事の場を創出する必要がある。

地方創生担当大臣の職務負担:
地方創生担当大臣の仕事が多数あるうちの一つに過ぎず、週に数時間しか地方創生に時間を割けない現状がある。
➡地方創生の重要性を再認識し、より多くの時間とリソースを割くべきである。

地方の政府依存体質:
地方が補助金などに頼り、自らお金を生み出す起業家的な発想が不足している。
➡自立を促し、地域内で経済を循環させる仕組みを構築する必要がある。

資源の未活用と経済の非効率性:
日本は資源(土地、人間)に恵まれているにもかかわらず、これらが十分に活用されておらず、経済が非効率。
➡土地がコンビニばかりが並ぶなど、活用しきれていない

低い仕事への情熱と意見の不反映:
日本の従業員の仕事へのエンゲージメントが世界一低く、意見が反映されないことが離職の大きな理由となっている。
➡意見が反映される仕組みを作り、やりがいのある仕事を提供する必要がある。

社会問題の深刻化:
高い自殺率、引きこもり、不登校などの社会問題が人手不足の一因となっている。
➡人々の生きがいを感じられる仕事の場を創出する必要がある。

食料自給率の低さ:
戦後100%だった食料自給率が現在約38%に低下し、海外からの非健康的な輸入品に依存している。
➡伝統的な農法や国内資源を活用し、自給率向上を目指すべきである。

地方首長の教養不足:
地方のリーダーが将来を見据える教養や視野が不足している。
➡外部との交流や海外経験を通じて、将来を見据える視野を広げる機会を提供する必要がある。

エルドリッジさんのハイスクール構想

地方創生を目的とした新しいタイプの高校設立構想。教室での座学だけでなく、地域貢献活動やインターンシップを通じて実践的な学びを重視し、起業家精神、郷土愛、地域貢献、農業を柱とする。学歴社会の終焉を見据え、通信教育や海外資格の取得も可能とし、地域に新たな選択肢を提供するとともに、外部からの移住・定住を促進する。

(感想)
世界では、学歴はあまり考慮されなくなっている。ハイスクール構想は、現在の管理教育に縛られない、偏差値教育に偏らないものを作りたいとのこと。これは都市部にはそぐわない。地方だからこそ価値があるとのこと。
1年から3年までは全寮制で、地元の高校生は無料とする。通信制高校と連携することで、高卒資格を取れるようにするなど、結構細かなことを考えられていました。
1年目は、座学中心。読書を義務付け、プレゼンの練習。外部講師による講演などから、起業家精神、郷土愛、地域貢献などの心を育む。
2年目は、インターンで地元企業にて勉強
3年目は、1年生の面倒をみる。講師派遣の手続きや段取りなどもすべて対応する。

興味がある方は、ぜひエルドリッジさんのお話しを聞いてほしいです。聞いていて正直思ったのが、自分が中学生だったらビビって通えないだろうなと(笑)
講演後に、先生とディスカッションしました。中学生までは、管理教育で育ち、私のように一般的なサラリーマン家庭であれば特に、起業家精神はもとより、そのような”特殊”な学校には行くという発想すら湧かないと思う。興味より嫌悪感が先になりそう。
その中で成功例を出さなければ、安定を求める国民性から考えると、一般的な学校として成り立つのかと質問しました。エルドリッジさん的には、そういった野心的な若者とも多く接してきたのでしょう。非常に明るく考えられていました。
でも、コロナ禍での人々のふるまいや行動傾向を見ていますと、あまり明るく捉えることができないのです・・・

ただし、意識が高い学生の子であれば選択肢としては非常に魅力的だと思いました。明確な夢があるとか、野心的なチャレンジ精神をもっている子供であればフィットしますし、そういった子供たち用の学校ができること自体は、非常に有用です。こんな学校行ったらスゲェやつが卒業しそうだなって感じがしますね。

一方で、この実社会を動かしているのは、圧倒的に多くの一般サラリーマンだし、その構成が瞬時に変わるのかは少し懐疑的です。そして将来的に、マインドによって貧富の差が広がりすぎると、災害時に暴動が起こる可能性が大きくなり、結果的に治安の悪化につながる。

そこでキーになるのが愛国心(郷土愛)なのかなと思います。国へ恩返しするといった発想がゼロの人よりは、幼少期よりそのような感覚を養えば、極端な貧富の差は小さくなるんじゃないかなと思います。妄想と言えばそうかもしれませんが、愛国心を育むような教育が放棄された結果が現在なのです。大切なファクターではないかと感じるのも当然かなと。

愛国心教育を批判する人は、国民主権ではなく国家主権を目指そうとしている!!戦争するな!とか言いますよね。
いやいや、君主主権(王様)は嫌ですし、国民主権はそのままで平和主義があたりまえに良いです。愛国心は、”国民の国家主権”を守るのです。ここで述べる国家主権とは、他国や国際機関にどうのこうの言われずに、自分たちで考え、決定することができる国です。現在はどうでしょうか。他国や国際機関に言われるがままになっていないですか?


そんなことを考えつつ、エルドリッジさんの話を聞いていました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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