2025/5/7
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
連休明けの5月7日、議会運営委員会がありました。
そこで、下水道調査に対する追加予算の専決処分(=議会を通さず市長の判断で決定する制度)が報告されました。
埼玉県八潮市の大事故が起因となっています(当ブログ参照:硫化水素による腐食って何?)
4月4日に、国土交通省から「大規模下水道管路特別重点調査等事業」の予算が示されました。
事業費は、4,011万円(補助率1/2なので国からは2,006万円がバックされます)
国の予算にも期限が定められており、一般競争入札も必要なことから、定例議会を待たずに実施する必要があるとのことでした。

対象の下水管は、製造年が古く、直径が2m以上の大きさとなっています。
前回の緊急調査では、下水道管のうち硫化水素が発生する”汚水管”に限定されていましたが、今回は”雨水管”も対象とのことです。県だけでなく、市の下水道管も対象となりました。
なお、川西市でメインとなる大きな下水管(汚水)は、兵庫県が管理しているものになります。

川西市では、市が持つ大きな下水管(汚水)は、下図の赤字にあるように山間部にしかないのですが、雨水は比較的多くが道路下にも敷かれています。

期限付きの補助ということもあり、できるときに進めてしまおうということです。さて、以下は調査に至る経緯についてあらためてご紹介します。
今年の1月28日に起こった埼玉県八潮市の下水道崩落事故がありました。5月2日になって、被害者であるトラックドライバーの御遺体が発見されたと報道されました。
参照:下水道管内で男性運転手とみられる遺体発見
実に3か月以上が経過していました。その間、国土交通省にて対策検討委員会が設置され、3月17日に「大規模な道路陥没を踏まえた 下水道管路の全国特別重点調査の実施について」という提言がなされました。
参照:提言書(国土交通省)
陥没事故の1週間後に、全国で下水道管(汚水)の緊急点検が実施されましたが、期間が1週間であり十分とは言えなかったとのこと。また、3月7日にはマンホール内での作業中に、硫化水素による作業員の死亡事故も発生しており、点検する側も十分な安全対策が求められました。
参照:下水道マンホール内で3人死亡、通水試験で制水弁から硫化水素漏れる
それらを踏まえて、今回、「大口径」で「古い基準の構造」の管路を基本としつつ調査することが提言され、今回の予算措置が決定されました。

チェックの流れは以下のとおりです。

事故なく、点検がスムーズに実施され、市民の皆さんの安心につながればと願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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