長田 たくや ブログ

【3月定例会】 一般会計予算審議委員会 【反対しました】

2025/3/11

こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
川西市では、3月定例会で来年度の予算が審議されます。

本市議会では、24人の議員のうち、一般会計と特別会計で半数ずつに分けます。私は今回一般会計チームでして、3/10に終わりました。大きな方向性に賛同するところが多い予算案でしたが・・・

私の結論は、”反対”としました。委員会としては、6(賛成)vs5(反対)となり、予算案は委員会可決となりました。

委員会では、3日間かけて予算内容を審議し、適宜質問をしながら進めていきます。予算の項目順に進めていき、前項に戻って質疑はできないルールになっているため、「ちょっと聞くのを忘れていました!」ができません。
準備も大切ですが、質問項目を逃さないように気を付けねばなりません。録音され、議事録となるので発言にも注意が必要です。

予算説明書はこの程度の分厚さになります。これに加えて、参考資料と委員会用の説明資料もあり、まぁ・・・なかなか大変。


■ 川西市の予算規模
今年度の予算は、714億円です。前年度633億円に比べて大幅な増加になっています。

参照:市の予算資料

支出の伸び率を比べて見てみますと、”教育費”の伸びがすごいですね。

越田市政が教育に力を入れているのは事実ですが、この激増の実態として「体育館の空調整備費用」が大きなウェイトを占めています(教育予算の17%)

避難所機能も持たせるためにも空調設備はよいと思います(うらやましいな、おい)。このようなインフラ投資が今年度は特に多かったのです。

全体育館を工事するため、15億円となかなかの金額になっています。

市債(借金)なので、それは歳入に組み込まれます。借金してまで・・・と思うでしょうけども、この事業は、国からの補助金が設定されています。特例交付金と言う形で、毎年分割されて市に入ってきます。

このように、補助金をつけることで、国は地方自治をある程度コントロールすることができます。てか、こんなんばっかりですよ(汗)。児童生徒に配布するタブレット端末も以下のような補助金のもとで実施されています。

様々な補助金などが「国庫補助金」としてポイっと入ってくるのであればわかりやすいです。でも、予算書を見ていて難しいのが、地方交付税という自治体へのおこづかいがありまして、国が交付税に加えて”お支払いしますねという補助もあります。これを地方交付税措置と言います。

交付税の中に組み込まれているため、実際の明確な金額は市でも確認できません。
国庫補助金や交付金は、使途や目的が100%指定されていますが、地方交付税措置は、一般財源としてふわっと降りてくるので、一応自由に使えるお金となっています。

■ 帯状疱疹ワクチン接種事業
今回の予算に反対したきっかけは、帯状疱疹ワクチン接種事業になります。

昨年、国は帯状疱疹ワクチンを予防接種の定期接種(B類)に位置づけ、対象は65歳以上です。

以下のように、地方交付税措置が3割とされています。逆に言えば、7割は純粋な市の負担になるのです。

だから、接種者に一部負担をお願いして市の負担を減らそうとしています。その割合を、市が独自に設定することが可能です。

同じB類疾患のワクチンは、インフルエンザ、新型コロナ、肺炎球菌です。いずれも肺炎となって死亡のリスクがありますし、第3者から”感染”という偶発的要因もあります。一方、帯状疱疹で亡くなることはまずありません。しかも、20歳以上であれば90%以上が”感染済み”なのです。まったく性質が違うと私は考えます。

川西市の補助案では、安いワクチン(生ワクチン)には、¥4,000を、高いワクチン(不活化ワクチン)には、¥11,000×2回としています。これは阪神間で協議したそうです。

私は、せめてハイリスク患者に絞れないかと考えます。コスト計算については一定の研究報告がなされていますが、全員を対象とする必要性はないと考えます。そんな補助率を変えたりしている市はあるのか?と疑問に思いますよね。一例を紹介します。

(新型コロナワクチンの補助の違い)
・川西市 市補助¥3,260 自己負担¥3,740~
・大阪府 泉大津市 市補助¥0 自己負担¥7,000~
・神奈川県 海老名市 市補助¥7,000 自己負担¥0

このように自治体によって異なります。泉大津市と海老名市で、死亡者数の違いなどを追っていき、その差異と使用した1人あたりの税金を比較していきたいですね。

■ 持続可能な○○
市のサービスは、持続可能な○○を合言葉に、削減されていく傾向にあります。

もちろん、時代のニーズや利用者数の減少などで、全く同じものを維持する必要はないでしょう。しかし、医療に関しては持続可能な○○って出てこない。まさに青天井。無尽蔵に税金が使われ、現役世代、将来世代への負担という形で跳ね返ってきます。本来、社会保障は、保険料のなかでやりくりするのが正道ではないでしょうか。

今回、まほろば会(自民党系)の議員2名が、物価高騰対策費(1億8千万円)の使い道が不明瞭なままで予算に挙げられていることを問題視され、予算案に反対されました。理屈は理解できます。市も、まだ考え中で・・・というのもちょっとわかる気がします。ただ、二元代表制として厳しく見ないといけないんですよね。

それに比べたら私が主張した帯状疱疹ワクチンは小さな額ですが、補助を0にすれば単純に3000万円、10年だと3億円にもなります。しかも、対象が健康な人なのですから、この予算は人間が消滅しない限り永続的に支払われていきます。持続可能性を考えたら、ワクチン事業で全員対象(縛りが年齢のみ)というのは、考え直すべきです。


反対するだけだと無責任だと言われそうですが、信念を貫かせていただきました。
医療にも”持続可能性””選択と集中”という考え方を入れないといけないのではないでしょうか。逆に、科学技術に対する”選択と集中”は外して、倫理観をもって自由に研究してほしいと願います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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