2024/12/25
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
ドラゴンクエストというゲームがありますね。
そんなファンタジーの世界にまで、いわゆる“ポリコレ”の影響が及んでいる——というお話です。
■ ドラゴンクエストとは
ドラクエは、街で話を聞き、次に進むべき場所を探し、敵を倒してレベルや所持金を増やし、強くなっていくロールプレイングゲーム(RPG)です。1980年代からシリーズが続き、今年は『ドラゴンクエストIII』が大型リメイクで発売されました。
最新作は新要素やグラフィックの進化に加え、一体どこの誰が得をするのか“ポリコレ対応”が備わりました。
・1986年 ドラゴンクエスト
・1987年 ドラゴンクエストII 悪霊の神々
・1988年 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
Ⅰ
・2017年 ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
■ ファミコン時代から
ナンバリングは現在XIまで。うちI〜IIIは同一世界線で、時系列は「III → I → II」。
1982年生まれの私はI・IIは幼くて(しかも激ムズ…)本格的にはプレイしたのはIIIから。昔は攻略本片手に進めましたね…。
当時のゲームは、ドット絵が中心であり、剣や盾のデザインなどあってないようなもの。説明書や攻略本のイラストからイメージを膨らませて、想像力をもってゲームをしていたなぁ。
■ そしてポリコレへ・・・
『III』は主人公の勇者=“自分”という設定で、性別も男/女から選択できました(I・IIは王子など設定が固定されていた)。仲間も名前や性別を自由に決められるのが魅力でした。
ところが今回のリメイクでは性別表記が消え、「ルックスA」「ルックスB」となりました。とはいえ、たとえば女性専用防具の「魔法のビキニ」はBのみ装備可など、実質的には従来の男女差が残存。表記だけの“性別”を避けていたのです。本当に形式だけで馬鹿らしい。
■ ここまでするか?
どこに向けての配慮でしょうか。”性別ハ男女ダケデハナイ…”という、なんらかの”パワー”によるものか。
参照:ドラクエ「性別」廃止でファン賛否 「ポリコレへの配慮は…」

ポケモンでも性別変更がなくなったとの話があり、最近の気持ち悪い潮流なのかもしれません。とはいえゲーム内では女性用装備や“ぱふぱふ屋”など性別による利用制限があるなど、仕様レベルでは性差が前提のまま。
ストーリー上もBで進行すると“女王”扱いになったり“お嬢さん”と呼ばれたりします。
➡なにこれ…
■ ゲームと現実は違うのです
ファンタジーにまで現実の政治的議論を持ち込むべきでしょうか。先日、トランスジェンダーの方と話しましたが、こうした表層的な変更は当事者が必ずしも望む方向とも限らない、と感じました。創作はもっと自由であってほしい。もちろんエログロ表現には年齢制限や注意喚起が必要ですが、過度な禁止は避けてほしいと思います。
「ファンタジーは現実じゃないんだよ」って誰か教えてあげて…
■ ドラクエ3
ここからはドラクエ3を知らない人用に書いていきます。
世界地図は現実世界のオマージュなのです。
イタリア半島=ロマリア、日本=ジパング(卑弥呼やヤマタノオロチも)、エジンバラ→エジンベア、ノルウェー→ノアニール、北米→スー(スー族)など、子どもの頃は全然気づかなかったな。

■裏世界では
ストーリーを進めると地面に大穴が開き、下にはもう一つの世界=アレフガルド(I・IIの舞台)が広がります。そこのラスボスを倒すと主人公は“勇者ロト”の称号を得て、III → I → IIへと伝説がつながる仕掛けとなっています。
つまり、「ドラクエ伝説の始まりは自分」という構図、改めて考えると実にエモくないですか?
知った時に、鳥肌を感じましたよ。これぞ創作、これぞファンタジーですよね。
■ 恐怖のセーブデータ削除
ファミコン版ドラクエ3のセーブ機能…これがたまに消えるのです。電源を入れる瞬間が最も緊張し、最も恐怖の瞬間でもありました。
しかも消えたときに背筋の凍る効果音と共に表示される
「おきのどくですが ぼうけんのしょの 1ばんは きえてしまいました」
…今なら炎上案件ですが、当時はそれも理不尽に挑むゲーム体験の一部。ってかそもそもなぜ音楽を着けたし…。
セーブを3つ複製して祈る——そんな少年時代でした。
お気の毒^^じゃないよ(笑)。
■ 容量がおかしい
ドラクエ3は、データ容量は約250KB。スマホ写真1枚で2MB超ですから、1/10の容量でゲームが作られていたなんて信じられませんよね。
常に容量との戦いで、なくなくあきらめたシナリオもあるようです。でもアッサラームの”ぱふぱふ※”だけは残したというのは…もう情熱やん。
今回のリメイク作品でも、なぜか”ぱふぱふ”イベントが、フルボイス仕様(笑)…どんだけ好きやねん。
※夜限定イベントで、エロスを期待させておいてオチは屈強なおじさんがマッサージするという伝統のネタ。
■ 素晴らしいデザイン
デザインは言わずもがな、故・鳥山明さん。あのスライムの“感情があるようでない”絶妙な表情は鳥山さんならでは。DBのミスターポポ的なやつ。

■ 素晴らしい音楽
音楽は故・すぎやまこういちさん。テーマはもちろんですが、神鳥ラーミアに乗ったときの曲が最高。RPGは行けそうで行けない地形にストレスがたまりがちですが、空を飛ぶ瞬間に世界が一気に開ける——その解放感を音楽が後押しします。ゲーム音楽って、本当に大事。
ゲーム音楽は本当にいいですよね。
ファンタジーに現実の政治的配慮を過剰に持ち込むのは、創作の自由を損なう愚行です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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