2024/12/20
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
よく聞く「収入103万円の壁」についてのお話しです。12月20日配信された虎ノ門ニュースにて、元財務官僚の高橋洋一さんが語っていたことを中心に紹介します(動画リンク)。
■ 収入103万円の壁とは
簡単に言いますと、収入103万円までは税金がかからず(控除される)、つまり丸々手取りになるわけです(住民税は別)。それを超えると所得税が課税されていく仕組みで、「最低限の生活ができるように、そこには国は手を付けませんよ」という立て付けです。
しかし実際は、物価や最低賃金も上昇しているにも関わらず、その控除額は30年間変わりませんでした。実質的な増税、いわゆる「ステルス増税」が続いていました。
最低賃金を元に比例計算すると、国民民主党が提案している178万円という計算になります。至ってまともな政策だと感じます。

■ 合意書が結ばれた
国民民主党の玉木さんが与党幹事長と合意が取れたと文章をXにアップしていました。私は素直に素晴らしいと思いました。しかし、高橋さんは「役人は、紙は破れると話す」と表現しました。つまり、この合意書の約束は反故にされ、控除額を現在の103万円から123万円への引き上げ案を提示してきたのです。その背景には、役人側の考え方や法律論があると説明されていました。
■ 役人の方法論とは
合意書に「自民党、公明党及び国民民主党は…」とあるが、それらの政党にかかる代表権は署名した幹事長にはない。つまり効力がないとみなされるそうです。自民党の代表権は総裁にあり、それを補佐するのが幹事長と党規にあるため、官僚からすればこの文章をそう解釈できるということです。ドラマの中だけの話に思えますが、実際に起きている現実です。
控除額が103万円から123万円になったとしても、年収300万円で1万円程度の減税にしかならず、これで国民の生活実感が改善するはずがありません。

■ なぜ反故にしても平気なのか
高橋氏は12月18日の夕刊フジ(リンク)で、「財務省は国民民主と話すのはそこそこに、他の野党を与党側に引き寄せることで、国民民主の案を通らないように画策した」と指摘していました。
来年夏には参院選があるので、各党が差別化しようと足並みは乱れるだろう。とりわけ衆院選で国民民主党だけが脚光を浴びたので、他の野党は苦々しく思っている。実はそこが財務省の狙い目だ。各野党の間隙を縫って予算修正させずに予算成立を図ったり、特定の野党に便宜を図り、予算修正を最小限にとどめ、各種増税を行ったりするだろう。(夕刊フジzakuzakuより)
その引き寄せターゲットとなったのが維新の会であり、教育無償化などの「ちょろい球」でなびかせたといいます。
そこで共演の武田邦彦氏が「先の衆議院選挙で減税や裏金で大きな審判が下ったのに、それをなぜ考慮しないのか」と問うと、高橋氏は「役人の思考回路は、前回の選挙結果が“審判”であり、それで終了なのです」と説明。国民感覚からすれば「はぁ!?おかしいやん?」とびっくりしますよね。
■ 控除額の海外比較
海外と比べても日本の控除額は低い水準です。これでは使えるお金が減り、経済が回らないのは明らかですよね。

■ ラスボス?
結局、103万円の壁の見直しについては、自民党の元大蔵官僚である宮沢税調会長に一任ということになりました(石破さんどこいった?)。
高橋氏は、税調会長がラスボスだと指摘していました。岸田家、宮沢家の所有するマンションが原宿の駅前にあり、そこには親戚の財務官僚が多くいるとのことで、それだけ財務省とのつながりが強いと言われています。

「代表なくして課税なし」 No Taxation Without Representation
イギリス政府が植民地アメリカに課した印紙税法に反対して、独立派のジェームズ・オーティスが1765年に行った演説中の言葉です。議会に代表を送る権利のない植民地の人々に対して一方的に税金を課すのは不当である、との主張でした。税金というのは民主主義の根幹を示す言葉ですね。
来年の参議院選挙が絡み、本当に国民にとって大切なことが置き去りにされているように感じます。プロの政治家は戦略構築に奔走し、官僚は自らの安泰のために政治家に協力し、そのしわ寄せが普通の国民に及んでいます。
日本のことを考える「日本派の政治家」をつくっていく必要があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
ご意見・ご感想はこちらまで↓
takuya_nagata_1026@yahoo.co.jp
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
各種SNSもフォローを宜しくお願いします。
X(旧Twitter)
Facebook
インスタグラム
LINEオープンチャット(ニックネームで参加可能)
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>103万円の壁を守るため 【賢い人達のズルい手口】