2024/12/19
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
選択的夫婦別姓について、法務委員会での国会質疑がありました(動画リンク)。
私も反対です。という何よりも、今やるべきことはない。
どう考えても日本の経済や安全保障がまったく安心できない状態で、現実みないでどこみとるん?と国民の多くは感じているのでないでしょうか。
まるで時限爆弾がカチカチと音を立てる横で、「この知恵の輪が外れないね…どうする?」と皆で談笑しているようなもんです。
では、質疑の様子をみていきましょう。

まるでほとんどの国民が歓迎しているムードです。一方、内閣府の調査では・・・

「あれれれ~?なんか新聞の結果と違うぞぉ」からの問題提起です。
吉川)アンケートの取り方で真反対の結果となっており、政府はどう受け止めているのか?どちらの結果を真意と判断しているのか?
鈴木大臣)どれかひとつを持ってそれを国民の声とするべきではない。通称の法制化も別姓もどんな意味をなしているのか、議論されている。その中で、調査それぞれ様々な声を理解して議論し、結論を出していく。情報提供しながら注目していきたい。
う~ん、回答の意味がわからん(笑)ゆるふわ官僚構文。
吉川)賛成と反対が逆転する状況をどうやって国民に発信するのか?
鈴木大臣)それぞれの調査の中身をお知らせするよりは、どういった問題があるのか、別氏でも、通称でも議論がある。意見はそれぞれ相違があるんだけど、同じ理解は必要だし、何が論点なのかを深めていくのが大切。そういった情報提供をしていきたい。
相違があることを明示せずに“同じ理解”と繰り返す。では、その“同じ理解”とは何を指すのか――ここを突っ込んでほしかったところです。
おそらく国会質疑は裏で練られているし時間もかなり少ないので、その場で質問を考えられないかもしれないが、”同じ理解”とは何かを聞いてほしかったですね。
吉川)旧姓使用の内容を知らない国民も多い。教えて。
局長)通称使用の拡大を進めている。住民票、マイナ、運転免許証など、戸籍名に加えて旧姓使用可能。不動産登記の所有権の名義、商業法人登記の役員名義にも使用が可能。
もうそれでええやんね。
次の話題は、子供への影響についてです。夫婦別姓は、姓を選択できるのは夫婦のみ。子供は必然的に親子別姓となります。子供への好ましくない影響が70%を超えており、子供を主軸とみるならば、やはり通称使用の拡大が良いですよね。

吉川)この結果をとらえてどう考えているのか?
鈴木大臣)承知している。一方で、夫婦親子の姓が異なっていても絆には影響ないと思うが61.6%と認識している。別氏と主張する人でも色々意見がある。制度によって状況は異なる。議論を深めて、国民にそれらがしっかり広がってほしい。議論が広がるための情報提供をしたい。
さて大臣が言ってたデータがこちら。子供への影響があるかもしれないが、絆は変わらないんだよと相違データがあることを説明。先ほどの”子供に影響がある”と答えたデータよりも、年齢によってバラツキが大きいですね。これは親の心、子知らずが表れているのかも。その世代間で大きくギャップが生じている。

ただですね、このデータの難しいところは、「絆」という定量できないものを指標としている以上、個人にとって言葉の持つ意味合いが異なるということです。「絆」は動物との間にも成り立ちます。姓どころか、種族すら超える概念です。絆という無限に広がる言葉の意味をもって質問をしても、大きな意味をなさないとわたしは思います。よって、これを引き合いに出したのは意味がわかりませんね。
大臣の回答を受けて、同じ内閣府の調査には、子供への影響の具体的内容を紹介していました。国会は言葉しか議事録とならないので、こういったことも言葉で表現する必要があるので、○○%とか具体的な数値の説明を要します。

夫婦別姓を考えるならば、夫婦だけでなく子供のことも考えないといけない。こどもの権利条約第3条に違反するのではないかと主張されました。
こどもの権利条約 第3条
1.児童に関するすべての措置をとるに当たっては、公的若しくは私的な社会福祉施設、裁判所、行政当局又は立法機関のいずれによって行われるものであっても、児童の最善の利益が主として考慮されるものとする。
2.締約国は、児童の父母、法定保護者又は児童について法的に責任を有する他の者の権利及び義務を考慮に入れて、児童の福祉に必要な保護及び養護を確保することを約束し、このため、すべての適当な立法上及び行政上の措置をとる。
3.締約国は、児童の養護又は保護のための施設、役務の提供及び設備が、特に安全及び健康の分野に関し並びにこれらの職員の数及び適格性並びに適正な監督に関し権限のある当局の設定した基準に適合することを確保する。
以下、吉川さんのシメの言葉です。
最後に日本だけが別姓だと主張している人がいますが、多様性を重視する時代。同姓制度は世界に類をみない制度であり、それを守り、時代に応じて通称制度など改正している。姓の変更は、男女ともに同等の権利があり、女性差別に当たらない。経団連の意見、国連の意見、さまざまありますが、日本は日本だと、日本人らしさを保っていきたい。情報提供が大切だ、TV・マスコミは2択の結果した見せていない。この3択の結果も併せて示すべきだ。
その通りですね。さて、切り抜き動画はたくさんありますが、肝心の質疑に対する回答はカットされている場合が多いです。重要なのは回答ですが、まぁ、個人的には”同じ理解”というのは具体的に何をさし、どう議論していくのかといったところを追求するかなぁと感じた次第です。
■ 所感
質問に関しては、相違点と情報の偏りについて合理的な進め方であったと思います。また、賛成派が率先して使いたがる”国連””子供””多様性”といったワードを使い、その矛盾について訴えておられました。
野次も飛んで大変だなぁと思います。野次は不要か否かを、ぜひ国民に聞いてくれ。うちの市議会では野次こそないけど、リアクションは空気で伝わることもあります。質問していても気になるものです。また、自分の言葉すべてがレコードされているし、めちゃくちゃ緊張します。吉川議員も1年生議員として大きな緊張の中で質疑に臨んだと思います。本当にお疲れさまでした。
夫婦別姓は、法律的な細かな部分が多いけれど、一般の方にもなじみやすい分野です。それゆえに、多くの国会議員もこれに参画し、支持を得ようとしているんじゃないかなと感じます。それにしても外国人の土地取得問題や、治安の問題などで大変なのに、夫婦別姓なんて後回しにしてもいいぐらいですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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