2026/8/9
【東松戸小学校で開催された「体育で会」に参加しました。】
「体育で会」は、木村先生・渡辺先生・豊泉先生が中心となって運営する、体育の授業づくりについて学ぶ会で、主に学校の先生方を対象に開催されています。
この日は夕方、東松戸小学校の体育館に小中学校の先生方が集まり、実際に体を動かす授業体験と講義が行われました。
参加した先生たちは、6色のビブスを着てそれぞれのチームに分かれ、まずは準備運動として、円になって風船トスからスタート。
「次にパスする人の名前を呼びながら風船をトスする」というルールで、初めて会う先生同士でも自然と声を掛け合い、あっという間に打ち解けていました。
こうしたルール一つをとっても、日頃から子どもたちのことを考えている先生方ならではの工夫だなあと感心しました。
講義では、「すべての子どもが運動の楽しさを知り、生涯にわたって自分に合った形でスポーツと関わっていけるようにすること」が学校体育の大切な目的であり、
正式な競技のルールをそのまま子どもに当てはめるのではなく、「発達段階や一人ひとりの実態に合わせて、ルールや教材を工夫することが大切」ということが説明されました。
授業体験で行った「キャッチバレーボール」は、飛んできたボールを一度キャッチし、仲間にトス(パス)して、最後にアタックするというもので、「一部の上手な人だけ」がボールに触れるのではなく、一人が一回ずつボールに触れることで、全員が役割を持ってゲームに参加できるようになっていました。
運動が苦手な児童生徒を見て、「その子ができない」と考えるのではなく、どうすれば全員が参加できるのか。そのために、ルールや教材を工夫するという考え方です。
また、「どこからアタックすれば決まりやすいのか」
「仲間が打ちやすいトスとはどのようなものか」
「どこに返せば相手が取りにくいのか」
と、周りを見ながら考え、仲間と声を掛け合うことも必要になるため
仲間の話を聞く、自分の役割を考える、状況を判断する、失敗した原因を振り返り次の方法を工夫する等のさまざまな学びがあること
教育として行われる運動とは、競技の技術を身につけたり、勝敗を競ったりするだけのものではないことが、改めてよく分かりました。
そして、このような教育の視点から考えると、部活動の地域移行についても、いろいろな課題が見えてきます。
部活動が学校から地域へ移っていく中で、
・これまで学校の中で大切にされてきた教育的な視点が薄れ、競技の技術向上や勝利だけが重視されることのないようにすること
・子ども一人ひとりの成長を支え、上手な子だけでなく、すべての子が参加し、仲間と学び合える環境を大切にするという共通認識を失わないこと
が重要だと感じました。
部活動の地域移行を進める際にも、こうした「教育としてのスポーツ」という視点を、決して失ってはならないと思います。
ありがとうございました。












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