2025/5/19
【矢切耕地は江戸川から田畑に水を供給しています】
松戸市の矢切耕地は、今も広大な田畑が広がっています。
この田畑に水を供給するため、松戸市小山から下矢切まで、水路が設けられています。
水路の始まりと終わりには、小山には水をくみ上げる揚水ポンプ、矢切には江戸川へ水を排出する排水ポンプが付けられています。
揚水ポンプは松戸市矢切土地改良区、排水用のポンプは松戸市が管理者になっています。
今回、柳原の水門近くの小屋にある排水ポンプの視察に行きました。
【土地改良区とは…】
「土地改良区」は、農地に水を引いたり排水したりするための施設(用水路やポンプなど)を管理・整備する地域の組織です。
主に田んぼや畑がある地域で、農業を行いやすくするために、農家などの土地所有者が会員となって共同で運営されており、かかる費用は会員が負担する「土地賦課金(とちふかきん)」などでまかなわれています。
松戸市内には現在、「坂川土地改良区」と「松戸市矢切土地改良区」の2つの土地改良区が存在しています。
旭・主水新田・七右衛門新田などの地域を対象とする坂川土地改良区は、揚水・排水ともに運用・管理業務すべて土地改良区が担っています。
矢切の地域を対象とする松戸市矢切土地改良区は、水をくみ上げる揚水ポンプは松戸市矢切土地改良区、排水用のポンプは松戸市が管理者(実際の運用・管理業務は土地改良区)になっています。
松戸市では年々水田が減少しており、賦課金を徴収できる農家さんが減少しています。
宅地には土地賦課金が課されないため、今後の維持管理については、改良区ごとに方針が問われる状況となっています。
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こちらのポンプは昭和1ケタ台に製造されたもので、現役です。
くみ上げた水のほとんどが、浸透したり田畑に供給されるため、台風など、大きな水害が発生する以外、ほとんど稼働していないとのことでした。
小屋の中には懐かしい気持ちになる家具などもありました・・
この近くには柳原水閘(やなぎはらすいこう)があります。
柳原水閘は明治37年(1904年)に造られ、坂川の水流を調整する役割を担ってきました。
現在は使われておらず、平成7年4月13日松戸市指定文化財になっています。
煉瓦造り4連アーチの樋門で、ポンプ小屋から排水するための水路にもこちらの煉瓦積みされた壁を確認することができました。
100年以上前から、治水対策がしっかりと考えられており、今も崩れることなく美しい水門が残っていることは、当時の技術力の高さや職人の方の丁寧な仕事があればこそ
明治時代の煉瓦積み工法を伝える有形文化財としてはもちろんですが、昔の方の仕事にかける思いを感じられる場所でもありました。
下矢切にお越しの際はぜひ寄ってみてください。
近くには気持ちの良い木陰並木もあります。












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